咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

自民・公明連立政権誕生・・・3年4ヶ月ぶり

2012-12-27 23:00:40 | 報道・ニュース
 26日午後、衆参両院の本会議において首相指名選挙が行われた結果、自民党の安部晋三総裁が衆院で自民・公明などの支持を得て328票の過半数を得た。一方、参院では過半数を得た者がいなくて、上位2人の決選投票の結果、参院でも安部氏が勝利。

 これにより、安部氏が第96代総理大臣にすんなりと指名された。自民・公明の連立政権が崩壊して3年4ヶ月ぶりの政権復帰となった。

 同連立政権崩壊の一因ともなった安部首相の病気理由からの任期中途の首相交代劇。その後の福田内閣、麻生内閣ともに力量不足からか、不安定な政権運営が目立って、国民にすっかり愛想をつかされた。

 これらの短命内閣を見切った国民は、民主党を中心とする新たな政権誕生に望みを託すよう世論が大きく動いた。政権交代に相応(ふさわ)しいビジョンを持っていると思われた民主党を中心とする勢力、これらに一度は政権運営を委ねてもいいのではないか・・・と。

 ところが、どっこい、華々しく政権交代を行った民主党政権の何とお粗末なことか、鳩山内閣、管内閣とどれひとつとっても、動けば動くほどに国民に失望感を味あわせる政権運営・・・あの夢のような政権交代は、一気に霧散消失の憂き目にあってしまった。

 これらの尻拭い内閣の野田首相も・・・“ドジョウ”をモチーフにしたことで、泥臭くものごとをやってゆきたいと。しかし、官僚の言いなりの政権運営もあってか、それがゆえにか・・民主党離党者が続出・・。  

 最後は必然とはいえ、”自明の理”のとおり坂道を転がり落ちた。

 この好機に乗じるかと思った第三極グループも離合集散の結果、国民が望むような組織立てになっておらず、その上、総選挙間際に組織化された新党も出現するなど・・。その新党も選挙後、内ゲバ騒動にて分裂の様相を呈してきた。

 結局、民主党政権が自滅することで、押し出されるように政権に返り咲いた安部政権、下野した3年余の間に辛酸を舐めてきた自民・公明両陣営・・・これまでのような温い(ぬるい)政権運営はやらないものと思われる。

 新政権がイの一番に実行したいことは、「経済の立て直しと震災復興」とのこと。先の選挙戦では、各政党が脱原発こそが喫緊の課題とのアピール合戦であったが、新政権の目指す「経済の立て直しと震災復興」こそが、現実的で真っ先に国民が望んでいる案件である・・・決して、原発問題ではない。

 国益と国民の利益を最優先に実行しようとする新たな政権、その布陣ともなる各閣僚が続々と発表された・・・本気モードの漂う安部政権に今一度期待してみたい。(咲・夫)

[追 記 1]
 衆参両院は26日午後の本会議で、自民党の安倍晋三総裁(58)を自民、公明両党などの多数で第96代の首相に指名した。衆院での投票結果は安倍氏328票、民主党の海江田万里代表が57票、日本維新の会の石原慎太郎代表54票--などだった。参院は1回目の投票で過半数を得た者がおらず、決選投票の結果、安倍氏が最多得票で首相に指名された。安倍氏は皇居での認証式などを経て26日夜、第2次安倍内閣を発足させる。
(出典:Yahoo!公式HP・・毎日新聞 抜粋)

[追 記 2]
 安倍総理大臣は、副総理兼財務大臣、金融担当大臣に麻生元総理大臣、外務大臣に自民党岸田派会長の岸田元国会対策委員長を起用するなどの閣僚人事を決め、菅官房長官が閣僚名簿を発表しました。
 
 それによりますと、▽副総理兼財務大臣、金融担当大臣、デフレ脱却・円高対策担当大臣に、自民党麻生派会長の麻生太郎元総理大臣、▽総務大臣、地域活性化担当大臣に、自民党額賀派の新藤義孝元経済産業副大臣、▽法務大臣に、自民党谷垣グループを率いる谷垣禎一前総裁、▽外務大臣に、自民党岸田派会長の岸田文雄元国会対策委員長、▽文部科学大臣、教育再生担当大臣に、自民党町村派の下村博文元官房副長官、▽厚生労働大臣に、自民党額賀派の田村憲久元総務副大臣、▽農林水産大臣に、参議院議員で、自民党岸田派の林芳正前政務調査会長代理を、▽経済産業大臣、原子力経済被害担当大臣、産業競争力担当大臣に、自民党額賀派の茂木敏充元政務調査会長、▽国土交通大臣に、公明党の太田昭宏前代表、▽環境大臣、原子力防災担当大臣に、自民党石原派会長の石原伸晃前幹事長、▽防衛大臣に、自民党岸田派の小野寺五典元外務副大臣、▽官房長官、国家安全保障強化担当大臣に、自民党無派閥の菅義偉前幹事長代行、▽復興大臣、福島原発事故再生総括担当大臣に、自民党岸田派の根本匠元内閣府副大臣、▽国家公安委員長、拉致問題担当大臣、国土強靱化担当大臣、防災担当大臣に、自民党無派閥の古屋圭司元経済産業副大臣、▽沖縄・北方担当大臣、海洋政策・領土問題担当大臣、IT政策担当大臣に、参議院議員で、自民党無派閥の山本一太元外務副大臣。
 ▽少子化担当大臣、女性活力・子育て支援担当大臣、消費者担当大臣に、参議院議員で、自民党町村派の森まさこ元副幹事長、▽経済再生担当大臣、社会保障と税の一体改革担当大臣、経済財政担当大臣に、自民党無派閥の甘利明前政務調査会長、▽行政改革担当大臣、公務員制度改革担当大臣、規制改革担当大臣に、自民党町村派の稲田朋美元副幹事長、以上、18人の閣僚を発表しました。

 また、官房副長官には、▽自民党額賀派で、総裁特別補佐を務めてきた加藤勝信氏、▽自民党の参議院議員で、町村派の世耕弘成参議院政策審議会長がそれぞれ起用されました。▽事務の副長官には、警察庁出身の杉田和博元内閣危機管理監が就任しました。
 菅官房長官は記者会見で、今回の閣僚人事について、「今度の内閣は『危機突破内閣』であり、東日本大震災からの復興と経済の再生に向けて、内閣が一丸となって取り組んでいく。私自身も、官房長官として下支えしながら、みんなで、1つの方向に向かっていくことに全力を挙げたい」と述べました。
(出典:NHK公式HP 抜粋)

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