咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

地デジ放送であるがために・・・

2012-12-28 22:36:30 | レビュー
 テレビ映像のハイビジョン化により視聴者にとっては、音も映像もクリアで臨場感一杯の素晴らしいシーンを観ることができるからありがたいことである。競馬中継、プロ野球中継などスポーツ中継はさらにいい・・・。

 何を今さら・・・と、思われるのも至極当然のこと。当方が目を凝らし集中して観る時代劇、ハイビジョン放送の始まったころは、カツラの際が鮮明に分かってしまうから・・・思わず吹き出したくなった。

 それまでのアナログ放送時代であれば、安価なセットでも本物らしく見えるから許されていた。ところが、ディティールまで鮮明になったことで、製作サイドにとっても大変な気の使いようと思う。また、低予算でセットがお粗末ならなおさら気を使わざるを得ないであろう。

 近年制作の時代劇は、カツラや衣装、スタジオセットなども極めて精巧に作られており、撮影映像も凝っているためか・・・ごく自然に見えるから凄い。さらにスタジオセットとロケセットの相違も分からず、不自然さがないから、ハイビジョン映像にも十分耐えうるようになっている。

 勿論、そのほかのドラマ作りにおいても、新たなハイビジョンカメラに対応するセット、出演者の衣装なども自然体に映像化されている。このようにドラマについては、ディティールまでキチンと見るに耐える映像になっている。

 ところが、ニュース番組やドキュメンタリータッチの映像においては、映りこんでいる皆さんが普通の方々のためか・・・余りにも鮮明に映ることから、思わず目を背(そむ)けたくなる映像が多々ある。

 最近のカメラマンの映像を見ていると、下からあおるようなカット、それも“ド”アップのカットシーンが多く見受けられる。すると、懸命にこちらに向かって話している方、鼻毛が一杯に出ている・・・。中には、“鼻○○”がくっ付いているカットも・・。

 嫌になってしまう

 とに角、アナログ時代であれば、そこまで見えないところが全て鮮明に映るから困ったものだ。素人さんが被写体の場合、そのカメラアングルは考えものである。各局の編集者はそのあたりは分かっているとは思うが、これしか映像がないからと目をつぶって放送するのか。被写体とカメラアングルについて、もっとカメラマンを指導した方がいいのではないだろうか。

 昨夜のローカルニュースの映像、とある会合で主賓として盛んに喋っている濃紺のスーツの男性、肩からクビ回りに粉雪が降ったように“ふけ”が一杯。そのような男性が数人映っているから、驚きのニュース映像。さらにその“ふけ”の男性にインタビューするから、アップもあって不快感がさらに増した。

 この人たち

 「風呂に入って、頭を洗っているの・・」と、我が家でブーイング・・・余りにも不快な映像に。

 今日(こんにち)のハイビジョン放送は、鮮明でディティールまで見えてしまうから、“ふけ”おじさんがすぐ目の前にいるように思え嫌になって・・・チャンネルを変えた。

 鮮明に見えることは、いい反面・・・見たくないものまで見えることには閉口。カメラマンさん、いいアングルのカットをお願いしますよ。(咲・夫)



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コメント
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