咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

視聴率最悪のドラマを見ていた・・・でも、良かったけど。

2013-04-24 22:06:00 | レビュー
平氏の棟梁へ・・・平清盛
 汚い画面構成で物議を醸したNHK大河ドラマ「平清盛」、相変わらず視聴率は低迷を続けているようであるが、大河ファンの当方にとって視聴率なんてものは全く意に介せず楽しく見ている・・・...


 へー、昨年の今頃は、「平清盛」を見ていたんですね。視聴率が極めて悪いと連日バッシングにあっていたこの大河ドラマ。でも、リアリティを追及して制作されていたから、当方にとっては・・・最高のドラマであったけど。


 ただ今、放送の大河ドラマ「八重の桜」、ここのところ視聴率低迷だとか。分からないのかね、この大河の良さが・・・。歴史は勝者によって作られるといわれるが、このドラマは敗者の目を通した異色のドラマと思いつつ、毎回楽しみにしながら見ている。


 分からないかな・・・その良さが。(夫)


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改めて凄い方であった・・・三国連太郎さん

2013-04-24 21:03:00 | 日記
 当方がブログに掲載していた名優三国連太郎さんの記事、先般の訃報に接し思いつくままに書き込んでいた。それを400字以内に整理し直して地方紙の読者欄に投稿。

 昨日、それが新聞紙上に掲載されていた。すると、昼下がり、我が家の電話が鳴り響いた。電話番号は、050から始まっているから受話器をとった。

 「○○さんのお宅ですか、本日の新聞投稿を見ました。全く同感です」と、年輩の方からの電話。しばらく、三国連太郎さんの話で盛り上がっていた。

 その内、「私は共産党員ですが、赤旗を1ヶ月間でもいいから読んでもらえないでしょうか。『戦争と人間』はいいですよ。監督の山本薩夫さんも共産党員です・・・」

 と、新聞購読の勧誘もあった。

 「あいにく、おっしゃる新聞と真逆の産経新聞の購読者でして、その件はお断りします。また、池波正太郎小説の大ファンですから・・」と、丁重に断った。当方も40年以上も前の学生時代、左翼系こそ理想と思って学生運動に傾注した時代もあった。

 また、その頃、共産党シンパで赤旗を読んだこともあるが、最終的には自分の肌に合わないものであった。これ以上なく合致したものは、池波正太郎小説であり産経新聞である。

 と、言うことで、共産党員とおっしゃる方には、丁重にお断りしたものであるが、この人たちは結構真面目な方が多いことも知っている。でも、世の中を斜に構えて見過ぎているようにも思う。

 そのほか、故・三国連太郎さんのブログを見た友人から、感銘を受けたとのメールも貰っている。

 昨日、新聞の番組欄を眺めていたら、NHKBS午後3時から「こころの遺伝子~あなたがいたから~『自分の好きなように・三国連太郎』」という番組の再放送が掲載されていた。あとで分かったことであるが、3年前に放送されたものらしい。

 放送時間帯を待ってじっくりと見たがとても良かった。名優三国連太郎さんは、改めて凄い役者さんであったと思い知らされた。涙もろい西田敏行さんも感動しながら、司会進行に懸命であった。

 映画監督木下恵介さんとの出会いがなかったら、これまでの役者三国連太郎もなかったとのこと納得である。戦時中に中学に入学した三国さん、反骨精神に触発されて折角入学した中学を止めて、全国各地や中国・韓国までも放浪したとのこと。

 その後、職を転々として東京に出て途方に暮れていたところ、松竹の映画関係者の目に留まり、木下監督の自宅にて面接を受けたとのこと。すると、寿司を食べて雑談ばかりであったらしいが、何とその雑談の中から三国さんの魅力を察知した同監督は、次回作で主役に抜擢したとか。役者として素人の三国さんが悩んでいると「自分の好きなように演じなさい」と・・・木下監督の一言。

 この言葉をこれまで、ずーっと大切にされたらしく、木下監督の話題になると・・・涙ぐまれていた。

 この番組に出演の元映画助監督横堀幸司さんの一言は凄かった。木下監督と三国さんのツーショット写真を見ながら、「監督が相手の目を見ているのは、相当お気に入りですよ。嫌いな人には、絶対目を合せない方でしたから・・」と。

 しかし、それからの三国さんの俳優人生、決して順風満帆ではなかった話など、多くの興味深いことが盛り込まれていた感動の番組であった・・・。

 なるほどね。(夫)

[追 記1]~NHKBSプレミアム・再放送~
 2010年で俳優生活60年を迎える三国連太郎さん(87歳)。数々の映画作品で印象的な演技を見せ、今や日本を代表する名優となった三国さんだが、役者人生のスタートは、昭和を代表する映画監督・木下恵介さんとの思いがけない出会いからだった。司会の西田敏行さんが、自分の“運命の人”だという三国さん。人生を変えた木下監督との出会いのドラマを通して、受け継がれた“こころの遺伝子”を探る。
【ゲスト】俳優…三国連太郎,元映画助監督…横堀幸司,【司会】西田敏行,黒崎めぐみ

[追 記2]~投稿記事~
 怪優ともやゆされていた名優・三国連太郎さんが亡くなった。大滝秀治さん、森光子さんなど多くの名優とともに惜しまれる俳優さんの一人。三国さん主演の「飢餓海峡」は、水上勉原作のモノクロ映画である。そこで演じられる迫真の演技には、悪人であるにも関わらず心を打たれるものがある。不思議なことである。また、映画「戦争と人間」の鴫田駒次郎役も印象に残る演技であった。映画「利休」は特に最高。
 晩年の「釣りバカ日誌」のスーさん役、これまでの三国さんの新しい面を見出すことができた。
 「人間というやつ、善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」
 「人間は死ぬところに向かって生まれた日から進んでいる、それしか分かっていない。あとのことは全部わからない」とは、池波小説に出てくる大好きなフレーズ。その言葉のとおり、終生を見事に生き抜いた名優である。



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