「アユサンが伸びてきた。アユサンが伸びてきた」
「外からはレッドオーヴァル。レッドオーヴァルが交わした。レッドオーヴァル、レッドオーヴァル、アユサン。アユサンだ、アユサンだ、アユサンだ」
「アユサンゴールイン。レッドオーヴァル2着。デムーロブラザーズのワンツーです」
クラシック第1弾の桜花賞、午後から良馬場に回復した芝コースであったが、水分を含んだ力を要する馬場であったらしい。さらに風のキツイ中でのGI レースのファンファーレが鳴り響いた。
このレース、武豊・武幸四郎騎手、M.デムーロ・C.デムーロ騎手の兄弟対決も見どころの一つと思っていた。何しろ1番人気は、武豊騎手騎乗のクロフネサプライズ、2番人気は、M.デムーロ騎手騎乗のレッドオーヴァル・・・。4番人気はメイショウマンボ(武幸四郎騎手)、7番人気に前走のチューリップ賞3着のアユサン(C.デムーロ騎手)であったから、どちらの兄弟によるワンツーがあるのかと、期待も膨らんでいた。
レースの方は、内枠の各馬のスタートがよくて先手は2番サマリーズ、3連勝で挑戦の3番クラウンロゼ(5番人気)が番手から追走。3コーナー手前で、外から好スタートを決めていた13番クロフネサプライズが番手に上がってきた。
14番レッドオーヴァルは、後方3、4番手から脚を溜めながら折り合って追走。7番アユサンは、馬群がごった返す中団から、大外枠18番からスタートのメイショウマンボは、外の中団を追走していた。ディープインパクトの半妹12番トーセンソレイユは、スタートのタイミングが合わず出遅れてしまった・・・うーん。
3、4コーナー中間から4コーナー出口で、早くもクロフネサプライズが先頭に躍りでた。外からメイショウマンボも好位の一角に上がってきたが、ちょっとコーナーで膨らむロス・・も。
最後の直線、馬群が横に大きく広がってきた。残り200あたりで、クロフネサプライズが勢いよく坂を駆け上がるが、中を割ってアユサンが伸びてきた・・・C.デムーロ騎手が懸命に追っている。
大外から兄のM.デムーロ騎手の追い出しに弾かれたようにレッドオーヴァルが・・・すっ飛んでくる。内のクロフネサプライズを交わしたレッドオーヴァルが、アユサンに馬体を併せて坂を駆け上がった。
外からレッドオーヴァルがアユサンを交わすも、つかの間ことであった。再びC.デムーロ騎手が力強く追い出すと内からアユサンがグイーッと伸びた・・・おっ、おっ、おっ、何ということか。通常、外から馬体を併されると外が伸びることが多いけど、何という勝負根性のアユサン。
デムーロ兄弟の熾烈な追い比べ、弟のC.デムーロ騎手のアユサンがレッドオーヴァルをクビ差抑えて歓喜のゴールイン・・・勝ちタイム1分35秒0。
ゴールインしたC.デムーロ騎手の左手が大きく上がり、兄に左手を差し伸べた。勝利の喜びと共に愛馬のクビを何度も撫でていた。
いやぁ、坂を上がってから2頭のたたき合いがゴールまで続き、最高に見ごたえのある桜花賞であった。
当方、馬券的中も「POG`12指名馬」のレッドオーヴァル、何とか桜花賞を獲ってもらいたかっただけに残念。(夫)
[追 記]~レース後のコメント~
1着 アユサン C.デムーロ騎手
「4コーナーで仕掛けると良い動きでしたし、レッドオーヴァルが並んできたときも負けませんでした。馬の調子がすごくよかったです。ラッキーな騎乗機会を得て、結果を出せてよかったです」
手塚貴久調教師のコメント
「今日はマイナス12キロでしたが、これまで太かったもので、仕上げたらこのぐらいの体重になると思っていました。チューリップ賞後の1ヶ月ぐらいで、信じられないぐらい馬が成長しました。右の腰がよくなかったのですが、ずいぶんよくなったんです。これまでに阪神芝1600mを使っていたのもよかったですね。桜花賞はこれまでたくさん参加させてもらいましたが、悔しい思いをしてきました。いつか獲りたいと思っていたので感慨深いです。(オークスに向けて)距離は大丈夫です。東京に替わるのも良いかもしれませんね」
2着 レッドオーヴァル M.デムーロ騎手
「トーセンソレイユをマークして進めましたが、思ったより先に向こうの手応えが悪くなりました。そのため、外を回らされることになり、そこで脚を使ったのが響きました」
3着 プリンセスジャック 福永祐一騎手
「道中は折り合いに気をつけて、最後もよく伸びています。稽古では荒れ馬場でもスイスイ走っていますし、今日のような馬場は合っていると思います」
4着 クロフネサプライズ 武豊騎手
「3コーナーでジワッと先手が取れればよかったのですが、それでも4コーナーで前を交わしてからは良いリズムで行けました。ただ、前走ほどの手応えがなく、道中で少し力んでいたのがこたえたのかもしれません」
5着 ローブティサージュ 秋山真一郎騎手
「4コーナーで一瞬ゴチャつくところがあり、前との差が開いてしまいました。ちょっとしたことなんですが、あそこで控えたことが響いたように感じます」
10着 メイショウマンボ 武幸四郎騎手
「状態がよくて、直線どれぐらい伸びるかと思いましたが、伸びるどころか坂で止まってしまいました」
(出典:JRA-VAN NEXT)
(出典:JRA-VAN NEXT)(内・アユサン、外・レッドオーヴァル)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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「外からはレッドオーヴァル。レッドオーヴァルが交わした。レッドオーヴァル、レッドオーヴァル、アユサン。アユサンだ、アユサンだ、アユサンだ」
「アユサンゴールイン。レッドオーヴァル2着。デムーロブラザーズのワンツーです」
クラシック第1弾の桜花賞、午後から良馬場に回復した芝コースであったが、水分を含んだ力を要する馬場であったらしい。さらに風のキツイ中でのGI レースのファンファーレが鳴り響いた。
このレース、武豊・武幸四郎騎手、M.デムーロ・C.デムーロ騎手の兄弟対決も見どころの一つと思っていた。何しろ1番人気は、武豊騎手騎乗のクロフネサプライズ、2番人気は、M.デムーロ騎手騎乗のレッドオーヴァル・・・。4番人気はメイショウマンボ(武幸四郎騎手)、7番人気に前走のチューリップ賞3着のアユサン(C.デムーロ騎手)であったから、どちらの兄弟によるワンツーがあるのかと、期待も膨らんでいた。
レースの方は、内枠の各馬のスタートがよくて先手は2番サマリーズ、3連勝で挑戦の3番クラウンロゼ(5番人気)が番手から追走。3コーナー手前で、外から好スタートを決めていた13番クロフネサプライズが番手に上がってきた。
14番レッドオーヴァルは、後方3、4番手から脚を溜めながら折り合って追走。7番アユサンは、馬群がごった返す中団から、大外枠18番からスタートのメイショウマンボは、外の中団を追走していた。ディープインパクトの半妹12番トーセンソレイユは、スタートのタイミングが合わず出遅れてしまった・・・うーん。
3、4コーナー中間から4コーナー出口で、早くもクロフネサプライズが先頭に躍りでた。外からメイショウマンボも好位の一角に上がってきたが、ちょっとコーナーで膨らむロス・・も。
最後の直線、馬群が横に大きく広がってきた。残り200あたりで、クロフネサプライズが勢いよく坂を駆け上がるが、中を割ってアユサンが伸びてきた・・・C.デムーロ騎手が懸命に追っている。
大外から兄のM.デムーロ騎手の追い出しに弾かれたようにレッドオーヴァルが・・・すっ飛んでくる。内のクロフネサプライズを交わしたレッドオーヴァルが、アユサンに馬体を併せて坂を駆け上がった。
外からレッドオーヴァルがアユサンを交わすも、つかの間ことであった。再びC.デムーロ騎手が力強く追い出すと内からアユサンがグイーッと伸びた・・・おっ、おっ、おっ、何ということか。通常、外から馬体を併されると外が伸びることが多いけど、何という勝負根性のアユサン。
デムーロ兄弟の熾烈な追い比べ、弟のC.デムーロ騎手のアユサンがレッドオーヴァルをクビ差抑えて歓喜のゴールイン・・・勝ちタイム1分35秒0。
ゴールインしたC.デムーロ騎手の左手が大きく上がり、兄に左手を差し伸べた。勝利の喜びと共に愛馬のクビを何度も撫でていた。
いやぁ、坂を上がってから2頭のたたき合いがゴールまで続き、最高に見ごたえのある桜花賞であった。
当方、馬券的中も「POG`12指名馬」のレッドオーヴァル、何とか桜花賞を獲ってもらいたかっただけに残念。(夫)
[追 記]~レース後のコメント~
1着 アユサン C.デムーロ騎手
「4コーナーで仕掛けると良い動きでしたし、レッドオーヴァルが並んできたときも負けませんでした。馬の調子がすごくよかったです。ラッキーな騎乗機会を得て、結果を出せてよかったです」
手塚貴久調教師のコメント
「今日はマイナス12キロでしたが、これまで太かったもので、仕上げたらこのぐらいの体重になると思っていました。チューリップ賞後の1ヶ月ぐらいで、信じられないぐらい馬が成長しました。右の腰がよくなかったのですが、ずいぶんよくなったんです。これまでに阪神芝1600mを使っていたのもよかったですね。桜花賞はこれまでたくさん参加させてもらいましたが、悔しい思いをしてきました。いつか獲りたいと思っていたので感慨深いです。(オークスに向けて)距離は大丈夫です。東京に替わるのも良いかもしれませんね」
2着 レッドオーヴァル M.デムーロ騎手
「トーセンソレイユをマークして進めましたが、思ったより先に向こうの手応えが悪くなりました。そのため、外を回らされることになり、そこで脚を使ったのが響きました」
3着 プリンセスジャック 福永祐一騎手
「道中は折り合いに気をつけて、最後もよく伸びています。稽古では荒れ馬場でもスイスイ走っていますし、今日のような馬場は合っていると思います」
4着 クロフネサプライズ 武豊騎手
「3コーナーでジワッと先手が取れればよかったのですが、それでも4コーナーで前を交わしてからは良いリズムで行けました。ただ、前走ほどの手応えがなく、道中で少し力んでいたのがこたえたのかもしれません」
5着 ローブティサージュ 秋山真一郎騎手
「4コーナーで一瞬ゴチャつくところがあり、前との差が開いてしまいました。ちょっとしたことなんですが、あそこで控えたことが響いたように感じます」
10着 メイショウマンボ 武幸四郎騎手
「状態がよくて、直線どれぐらい伸びるかと思いましたが、伸びるどころか坂で止まってしまいました」
(出典:JRA-VAN NEXT)
(出典:JRA-VAN NEXT)(内・アユサン、外・レッドオーヴァル)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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