当方のブログに大相撲の話のみを記載するのは、初めてのことである。
例の八百長問題が明るみに出てからと言うものは、日本相撲協会もあらゆる改善措置、有識者などの意見も踏まえ綱紀粛正を行い再出発し、大相撲の人気回復にあらゆる手立てを模索している。ところが、お客さんの入りが相変わらず悪く、不人気な結果が残券数の多さに如実に表れており、この秋場所2日目の12日、同日のチケットの売れ残りが5,682枚と発表されたらしい。
これは、現在の両国国技館に移った1985年1月の初場所以降で3度実施される東京場所では、1日の残券数がワースト記録になったとのこと。これまでは、今年1月の初場所3日目の5,118枚が最多であったらしい。
この秋場所の番付表を見ても、横綱・大関陣に日本人力士が不在であり、この点も再出発している大相撲も応援する側から見たら一抹の寂しさが残っているものと思われる。特に大相撲を楽しみにしているご年配のファンなら、なおさらのことであろう。
先場所、最後の最後まで大関を務め、史上最多の通算勝ち星を“1,047”まで伸ばした魁皇(現浅香山親方)の引退。それは応援する大相撲ファンにとって、ポッカリと穴が空いた状態になっており、これも大相撲人気が盛り上がらない一つの要因であろう。
それでも、今場所注目するところは、2場所連続優勝と綱とりに挑む大関日馬富士の戦いぶり、大関昇進を目指す琴奨菊と稀勢の里の日本人両関脇の相撲である。
特に“大関昇進を目指す”二人の日本人力士の活躍が、今後大いに期待されるところである・・・異国の地において、ハングリー精神で頑張っている外国人力士には申し訳ないが
さらにどの世界でもスーパースターがいるのといないのでは、やはりその世界の盛り上がりに欠ける嫌いがある。多くの観戦者の前でその強さなり、品格を魅せる相撲界にあっても輝くスターがいれば、もっと多くの観客を呼び込む要因にもなりメディアなどでも大いに取り上げられるものと思っている。
そのためにも、上位陣にそのようなキラリと光る力士がいれば、その力士を目当てにファンも拡大するだろう。
それが、その候補になりそうな力士がいた・・・いたのである。マスクも体型もいい、本当の昔ながらの力士の体型をしている力士。
初日は、大関琴欧州を「引き落とし」で破って、2日目は、綱とりに挑む大関日馬富士を形勢不利から逆転の「突き落とし」と、大関陣二人に連勝した隠岐の海である。
身長190cm、体重152kgの堂々たる体型で、筋肉も柔らかく重心が下の方にあると、大相撲解説者の間からも「是非、上位に位置してもらいたい」と期待の言葉がよくかかっている。
競走馬の話ではないが、あのディープインパクトは、430キロ台の小柄な馬であったがその筋肉の質が良くて、さらに柔らかいことで飛ぶように走った名馬である。名馬と呼ばれる競争馬は、どうしても筋肉が柔らかく質のいいものである・・・大好きだったナリタブライアンも。
今場所は、西の前頭筆頭に番付され自覚も出たのか、相撲に対する闘争心も出てきており、結構いい成績を残す予感がする隠岐の海。12日の解説者の話でも本人が今場所、二桁の勝ち星を挙げると言葉に表していたらしい。
甘いマスクで大型の力士、その取り口を時折見ていたが、ちょっと積極性に欠ける嫌いがあって、メンタル面がしっかりしてくるといいのにと思っていた・・・ところが、しっかりと稽古に精進し徐々に自信もついてきたのだろう。ここのところ、眼の輝きが違っているように見える。
翌13日、隠岐ノ島は結びの一番に横綱白鵬と対戦。立ち会いよく一瞬もろ差しから・・・と思わせたが、そこは素早い切り返しの横綱に上手投げで土俵に叩きつけられた。
見所のある取り口であった・・・が、さすがは横綱
でも、この力士が、三役に昇進して行くようならその風貌から、スター性もありファン層も拡大しいずれ大相撲人気の一角を担うようになるやも知れない。
今後の精進により、横綱を負かすようになれば、さらに期待感も膨らむと言うものである。(夫)
[追 記]
「日本相撲協会は12日、大相撲秋場所2日目の取組で十両以上の力士の敢闘精神を評価するマークシート結果を発表し、幕内では大関日馬富士を破った隠岐の海が最も高く評価された。
観客に配布した1000枚のうち、350枚を回収した。334枚が有効で、隠岐の海に続いて2位は大関琴欧州を破った豊ノ島、3位は関脇鶴竜に勝った若の里だった」
参考資料:サンスポ、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』他
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例の八百長問題が明るみに出てからと言うものは、日本相撲協会もあらゆる改善措置、有識者などの意見も踏まえ綱紀粛正を行い再出発し、大相撲の人気回復にあらゆる手立てを模索している。ところが、お客さんの入りが相変わらず悪く、不人気な結果が残券数の多さに如実に表れており、この秋場所2日目の12日、同日のチケットの売れ残りが5,682枚と発表されたらしい。
これは、現在の両国国技館に移った1985年1月の初場所以降で3度実施される東京場所では、1日の残券数がワースト記録になったとのこと。これまでは、今年1月の初場所3日目の5,118枚が最多であったらしい。
この秋場所の番付表を見ても、横綱・大関陣に日本人力士が不在であり、この点も再出発している大相撲も応援する側から見たら一抹の寂しさが残っているものと思われる。特に大相撲を楽しみにしているご年配のファンなら、なおさらのことであろう。
先場所、最後の最後まで大関を務め、史上最多の通算勝ち星を“1,047”まで伸ばした魁皇(現浅香山親方)の引退。それは応援する大相撲ファンにとって、ポッカリと穴が空いた状態になっており、これも大相撲人気が盛り上がらない一つの要因であろう。
それでも、今場所注目するところは、2場所連続優勝と綱とりに挑む大関日馬富士の戦いぶり、大関昇進を目指す琴奨菊と稀勢の里の日本人両関脇の相撲である。
特に“大関昇進を目指す”二人の日本人力士の活躍が、今後大いに期待されるところである・・・異国の地において、ハングリー精神で頑張っている外国人力士には申し訳ないが
さらにどの世界でもスーパースターがいるのといないのでは、やはりその世界の盛り上がりに欠ける嫌いがある。多くの観戦者の前でその強さなり、品格を魅せる相撲界にあっても輝くスターがいれば、もっと多くの観客を呼び込む要因にもなりメディアなどでも大いに取り上げられるものと思っている。
そのためにも、上位陣にそのようなキラリと光る力士がいれば、その力士を目当てにファンも拡大するだろう。
それが、その候補になりそうな力士がいた・・・いたのである。マスクも体型もいい、本当の昔ながらの力士の体型をしている力士。
初日は、大関琴欧州を「引き落とし」で破って、2日目は、綱とりに挑む大関日馬富士を形勢不利から逆転の「突き落とし」と、大関陣二人に連勝した隠岐の海である。
身長190cm、体重152kgの堂々たる体型で、筋肉も柔らかく重心が下の方にあると、大相撲解説者の間からも「是非、上位に位置してもらいたい」と期待の言葉がよくかかっている。
競走馬の話ではないが、あのディープインパクトは、430キロ台の小柄な馬であったがその筋肉の質が良くて、さらに柔らかいことで飛ぶように走った名馬である。名馬と呼ばれる競争馬は、どうしても筋肉が柔らかく質のいいものである・・・大好きだったナリタブライアンも。
今場所は、西の前頭筆頭に番付され自覚も出たのか、相撲に対する闘争心も出てきており、結構いい成績を残す予感がする隠岐の海。12日の解説者の話でも本人が今場所、二桁の勝ち星を挙げると言葉に表していたらしい。
甘いマスクで大型の力士、その取り口を時折見ていたが、ちょっと積極性に欠ける嫌いがあって、メンタル面がしっかりしてくるといいのにと思っていた・・・ところが、しっかりと稽古に精進し徐々に自信もついてきたのだろう。ここのところ、眼の輝きが違っているように見える。
翌13日、隠岐ノ島は結びの一番に横綱白鵬と対戦。立ち会いよく一瞬もろ差しから・・・と思わせたが、そこは素早い切り返しの横綱に上手投げで土俵に叩きつけられた。
見所のある取り口であった・・・が、さすがは横綱
でも、この力士が、三役に昇進して行くようならその風貌から、スター性もありファン層も拡大しいずれ大相撲人気の一角を担うようになるやも知れない。
今後の精進により、横綱を負かすようになれば、さらに期待感も膨らむと言うものである。(夫)
[追 記]
「日本相撲協会は12日、大相撲秋場所2日目の取組で十両以上の力士の敢闘精神を評価するマークシート結果を発表し、幕内では大関日馬富士を破った隠岐の海が最も高く評価された。
観客に配布した1000枚のうち、350枚を回収した。334枚が有効で、隠岐の海に続いて2位は大関琴欧州を破った豊ノ島、3位は関脇鶴竜に勝った若の里だった」
参考資料:サンスポ、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』他
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