金沢駅までは、殆ど完成しているのですが、
当面、金沢駅が終着駅となるため、車庫兼操車場が必要となります。
そのため、金沢駅から数キロ先の白山市に車両基地が建設されています。
その途中の、国道8号線バイパスとの交差する場所で、2日前に橋桁が架橋されました。
新聞記事によると、一晩国道を通行止めにして、
徹夜で鉄骨の橋桁を架けたとのこと。
今日、その国道を走ってみると・・・
青空に真っ白の橋桁が架かっていました。
両側の高架は殆ど出来ていましたが、
国道の上だけ、穴が空いたようになっていたのが、
今日はしっかりと繋がっていました。
長さは、62m。鉄骨の重さは370トンもあるそうです。
それにしても、こんな重くて馬鹿でかいものを道路上からどうやって?
実は、この橋桁は、両側に出来上がっている高架の上で組み立てて、
油圧の台座で、少しずつ横に押し出して、相手側の橋桁まで届かすそうです。
一番下の地面には、JR北陸本線が走っており、
その上を国道バイパスの高架橋が跨いでいて、
この場所が一番高いところです。
そして、新幹線の線路は、この2つを越すために、
このような大掛かりな高い位置になってしまったのです。
昨日まで無かったものが、
一晩の工事でこんな大きな橋桁が架橋できるとは、
日本の架橋技術のすばらしいところですね。