さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

デュロテップパッチ使用可能に

2010年02月04日 18時09分46秒 | 慢性膵炎と日常生活
フェンタニルの経皮吸収型薬剤が、
癌以外の慢性疼痛にも使用可能になったようです。
(疼痛治療剤「デュロテップMTパッチ」の追加効能を承認)

慢性膵炎における疼痛緩和目的で使うことが認められている麻薬は、
コデイン、モルヒネ、フェンタニル注射液の3種類のみでした。
ところが、コデインとモルヒネは十二指腸乳頭を収縮させる作用がありますし、
フェンタニルは注射液しか認められていなかったので、
在宅では使えないという問題がありました。

改めて、コデインと十二指腸乳頭括約筋との関係を調べていたら
コデインによる薬剤性膵炎の記事を見付けました。
なんでも、コデインによって薬剤性膵炎を起こした症例は、
すべて胆石症により胆のうが摘出されていたそう。
これは胆嚢摘出によって胆管内圧が上昇しやすくなり
コデインの十二指腸乳頭括約筋の収縮作用が強くなるとのこと。
まさに胆石症によって胆嚢を摘出した私は
コデインの使用により膵炎が増悪したことがあります。
モルヒネは吐き気の副作用が強く、あげくの果てに中毒になったし。
というわけで。
私にとってはこの3種類の中では
フェンタニルが副作用もなく相性が良かったです。
何より鎮痛効果が一番わかりやすいし、中毒にもなりにくいし
精神状態が左右されることもありません。
鎮痛効果はフェンタニルが最強で、モルヒネの200倍。。。だったかな?(自信なし)
何しろ、痛みがすぐに消える魔法のお薬です。

1年ぐらい前にコデインもモルヒネも使えないとなった時。
麻酔科のDrと
「今後痛みが出た時はどうにかしてフェンタニルのパッチを使う方法を考えなくてはなりませんね。」
という話をしたことがあるので
今回の適応拡大は喜ばしいニュースです。
これで「癌の疑い」という病名を使わずとも使えるというわけです。
といって、今はボルサポで十分だし、
フェンタニルを使う予定はありませんが。
癌でなくても激痛を伴う病気はたくさんあるので
これで痛みから解放される人が増えればいいですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。