さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

すい臓がんの新検査法

2011年08月22日 17時00分00秒 | 慢性膵炎と日常生活
今日の“とくダネ”ですい臓がんの新検査法として
『EUSーFNA』→EUS下膵生検が取り上げられていたようです。
「新常識ニッポンの新医療『おなかを切らずにすい臓がんを判別する』“新検査法”」

新検査法とはいっても、
私が2年近く前に受けたのと同じ検査なので
格別新しいものでもないような。
私の大学病院では年間500例ぐらい行っているとのことでしたし、
大学病院レベルならどこでも受けられる検査じゃないのでしょうか。
違うのかな?

今更ながら。
EUSとは超音波内視鏡。
EUSを使って超音波を胃にまで挿入し
そこから胃ごしに針で膵臓の細胞を採取するのがEUSーFNAです。
胃壁に超音波内視鏡をぐううーっと押しつけるので
意識下でやると結構苦しいです。
セルシンとオピスタンを使用したのですが
最初の投与量だと意識がしっかりしていて嘔吐反射がきつかったので、
途中で薬を追加して貰いました。
ドリミカム撃沈で検査して欲しかった。

私の場合は19G(1.6mm)の針で胃から膵臓を突き刺して
細胞を取ったらしいです。19Gの針というのはかなり太いと言われました。
また、説明の際に言われたのは
EUSーFNAは本来すい臓がんの識別に使われる検査で
自己免疫性かどうかの検査として行われるのは珍しいとのこと。
そして、ERCPとは異なり、滅多に合併症は起こさないので
非常に安全な検査であるとのこと。

膵炎の判別としても一番安全で確実な検査だと言われています。
金沢大学の論文で「慢性膵炎の診断における超音波内視鏡の有用性」(PDFファイル)がありました。

US(外部エコー)、CTにおける石灰化は進行した慢性膵炎にのみ認められる。
ERCPでは実質の異常は評価出来ず、検査で膵炎が起こることがある。
EUSでは膵実質像と膵管像を評価できる。

早期慢性膵炎の診断にEUSが有効なのは
先日の「ためしてガッテン」でも放映されていましたね。

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