さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

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あさイチ~膵臓特集~

2011年11月16日 10時30分00秒 | 慢性膵炎と日常生活
朝ドラ「カーネーション」の続きであさイチをつけていたら
今日はなんと膵炎特集でした。
あ、「カーネーション」すごい面白いですね。
お父さん、糸子、おばあちゃんの掛け合いが漫才みたいでおかしい。
ちょっと抜けた麻生祐未のお母ちゃんといい、絶妙のキャストです。
今のように先の見えない時代だからこそ、
困難は乗り越えてみせる!絶対諦めない!という糸子の生き方は
とても良いお話だなあと感じます。

で、あさイチのお話。
「ガッテンコラボ 内臓が溶ける」


放送内容自体はガッテンとほぼ同じでしたが
前回に引き続き近畿大学の竹山教授ご登場。
この先生、あっさりさっぱりしていて、それでいて的確で
お話を聞いていて気持ち良いです。
良い先生ですね~・・・ってエラそう?(笑)
近くなら一度診て欲しいと思えるDrでした。
仰向けになって腰?を浮かせた状態で触診をして
膵臓の部分が痛むのが膵炎です、という触診の仕方はなるほど!って感じ。

普通の膵臓と膵炎の膵臓の模型が出てきた時に
「出来上がった慢性膵炎」と仰ったのは面白かった。
出来上がった慢性膵炎はこちこちになっていて
手術をしても固いそうです。

早期発見が大事と仰られてましたが
例として取り上げられていた患者さんのように
胃痛だと誤診されることが多いのが問題。
早期発見に必要なEUSが出来る医療機関も限られていますし、
その前にエコーや血液検査で異常がなかったら
先に進んでくれないことが殆どでしょうしね。
膵炎についての医療者の理解がもっと進むことを願います。
私は主治医に恵まれているので、感謝感謝。

最後の質疑応答が一番有意義な内容が多かったかな。
頭に残ったことを少し。
(記憶だけが頼りなので間違ってるかも

○アルコール性膵炎を一度でも起こした人は、
アルコールに反応する素因があるので絶対に断酒しなくてはいけません。

○子供でも慢性膵炎になることがあります。
子供の場合は遺伝子に原因があることが多いですが、
原因がわからないこともあります。
ただ、子供の場合はお腹が痛いというと、登校拒否のように思われて
心療内科送りになることがあるので、注意が必要です。

○遺伝性膵炎というものがあって、遺伝子のことがかなりわかってきています。
家系に膵臓ガンのある人は膵臓ガンのリスクがありますが
同じように膵炎が家系にある人は膵炎が出ることがあります。
膵炎は遺伝します。

○慢性膵炎はすい臓がんのリスクが普通の人より8倍高くなります。
慢性の炎症が起きていると、それでガンになりやすくなるからで
これはすい臓に限らず、肝炎→肝硬変→肝臓ガンのように
どこの臓器でも起こることです。

○慢性膵炎の場合には採血でアミラーゼ、トリプシン、エラスターゼ1等に異常が出ます。
炎症が激しい時にはあがりますが、
炎症と炎症の合間に採血すると数値が正常なことがあります。
ですから、採血だけで膵炎は診断出来ません。

○お菓子の食べ過ぎ(脂肪の取りすぎ)による膵炎には高脂血症が原因です。
これは中性脂肪の値が1000とかになっています。
この原因は希です。

○外部エコー(いわゆる普通のエコー検査)では膵臓の前に胃があって
胃の中の空気が邪魔をするので、膵臓の半分ぐらいはきちんと映りません。

○以前は膵炎というとお酒を良く飲む男性に多い病気でしたが
最近は女性でも飲酒・喫煙する人が増えてきているので
それに伴って女性の膵炎も増えてきています。

私は別に近大の回し者ではありませんが。。。(笑)
竹山教授のいらっしゃる近大外科のHP。