さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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脂質を制限しすぎるのは危険

2008年06月07日 12時01分11秒 | 慢性膵炎と日常生活
慢性膵炎においては、食事療法が重要と言われます。
食事療法で一般的に言われているのが
1.禁酒・禁煙
2.脂質は1食10g、1日脂肪30g以下に
3.腹6分目から8分目で押さえる
4.カフェイン、香辛料、炭酸飲料を控える
上記の事柄です。

脂質、コーヒー、お酒はテキメンに堪え、
痛みが出るから食べたくても食べられない、
あるいは食べた後に激痛に苦しむ人が多いでしょう。
だから、大半の方が脂質を控えなきゃ!と食事をできるかぎり油抜きで、
調理法は煮る・蒸すを中心にされているでしょうが、
脂質はそれほど「悪」なのでしょうか。

九州大学の伊藤教授は著書の中で
「脂肪は3代栄養素の一つなので制限しすぎるのはよくありません」
と書いていらっしゃいます。
増悪期は勿論控えなければなりませんが、
そうでない時には消化酵素剤をたっぷりと飲んで脂肪を取った方がよいと。
それに女性の場合は脂質を控えすぎるのは男性以上に危険があるのです。

それは
女性ホルモンは脂質から作られるから。
脂質を制限して女性ホルモンがなくなるとどうなるか・・・おわかりですよね?

といっても何も焼き肉だとか、誰かさんのようにすき焼きだとか、
ケーキを食べましょうというのではありません。

タンパク質も入っている良質な脂質や
少量のオリーブオイル、菜種油などで調理したものは
10gの枠にとらわれすぎずに適度に取るべきではなかろうかと考えます。

これはあくまでも個人的な意見ですけれども、
私は魚やオリーブオイル等の脂質は10gを越えても大丈夫ですが、
牛肉や乳製品の脂質は10g以下でも膵臓に響きます。

どうも昔の日本人が食べていた食事は大丈夫で、
戦後食べるようになった食事がダメな感じです。
戦後、食生活の欧米化が加速的に進み、
その一方で食生活の変化に対してDNAの変化が追いつかないために、
現在の日本では膵臓や大腸の病気が増える傾向にあるそうです。

油は油でも、サラダ油は体にあまり良くないとか。
一方、オリーブオイルにはオレイン酸が入っているので、
胃酸の分泌をコントロールし胃酸過多や胃潰瘍を防ぐ働きがあるそうです。
胃酸の分泌をコントロールしてくれるということは、
結果的に膵炎の分泌も抑える効果があるのでは?と思ったり。

ただし、サラダ油とオリーブオイルの価格を比べると10倍の差があります。
高価格といえば、最近超低脂質なソーセージを見つけて料理に使っていますが、
これも普通のソーセージの価格の3倍ぐらい。

膵炎というのは薬代も含め、お金のかかる病気のようです。
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