半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『僕は、君のためにこそ死にに行く』を観ました。

2008-11-29 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 太平洋戦争の末期、特別攻撃隊の編成により、本来なら未来を担うべき若者たちの尊い命が数多く失われていった。そんな中、特攻基地を抱く鹿児島県川辺郡知覧の町に、彼らが母のように慕う女性の姿があった……。
本作は“特攻の母”として知られる鳥濱トメさんの視点から、若き特攻隊員たちの熱く哀しい青春や愛といった真実のエピソードを連ねて描いた戦争群像劇である。
公式サイトより)

 石原慎太郎(都知事)が製作総指揮・脚本を担当した自身渾身の作品です
普通の映画だと、本筋と関係ない話から始まるのが多いですが、この作品は、最初からトメさんが、この世界の現実を静かに語ります
その後、間髪いれず、劣勢に立たされた日本軍の決断のシーンが出ます。
それは、250トンの爆弾を積んだ戦闘機で、敵艦に体当たりするという「特攻隊」の編成でした
その決断を下した大西瀧治郎(伊武雅刀)の発言、「日本の意思を示せ」という言葉に、若き日本軍兵士は従わなければなりません
その後は、若き兵士のそれぞれの感情や、行動、その姿を見届ける家族や近所の人々を、トメさんの喋りで進んでいきます
残念ながら、各兵士を遠目で撮影するシーンが多くて、しっかり顔を見ていかないと誰がどの行動をとった人か分からなくなったりして、それを追っかけるのが大変です
しかし、「特攻」という自身の人生の結末に向かう人の言葉は、どれも重いものですし、そこに追いうちをかける上官の「決して生きて帰ってくるな」というセリフは、無情、絶望 適当な言葉が思い浮かびません
特撮シーンが多々ありますが、その数倍も訴えるものがある当時の映像は、見てて厳しいっすね
この作品は映画として受け入れるものでは無いような気がします
こういった日本の「史実」を語り継いでいかなきゃいけないんですよね
ちゅうことで、21世紀の石原裕次郎オーディションって、1回で終わったので60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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