半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

記録に残らない「トヨタの夢」・・・でも忘れない!

2016-06-20 21:01:35 | えふわんの部屋
 さて、昨日はF1ヨーロッパGPよりも、一昨日からずーーーっと気になっていた、ル・マン24時間レース
さすがに1日中生中継を観ることはできなかったけど、JSPORTSの放送は極力つけていたし、出先でも、ツイートとかを利用して状況をチェックしてた
昨年王者ポルシェアウディトヨタのLMP1、三つ巴の戦いは、意外にもそうそうにアウディ勢が脱落しちゃった。
今年のアウディのマシンはかなり特徴的(個人的には変な顔・・・だと思う)で、攻めすぎた結果だったのかなぁ・・・トラブルが多かったっす。
そして、昨年のチャンピオンマシン、ポルシェ1号車も脱落・・・
これにより、トヨタ5,6号車とポルシェ2号車の3台の、長い長い戦いが始まりました。
夜が明けても、同一周回での戦いが続き、ピットに入るたびにトップが入れ替わるという、激しい戦いでした。
ずーっと可夢偉選手が乗ってる6号車がトップだったんですけどねぇ・・・いつの間に、3番手であった5号車に主導権を握られてました。
ただ、途中、物凄いハイペースで2番手のポルシェを追っていた可夢偉選手の激走も印象に残りましたね
トヨタ5号車ポルシェ2号車とは、常に15秒くらいしか差が生まれず・・・ついに終盤へ。
ジリジリと話され、かつ燃費で劣るポルシェも、残り1時間で2位キープになったような気がしました。
いよいよ残り10分をきり、ポルシェを30秒近く引き離して安定したラップを重ねるトヨタ5号車。
トヨタ悲願のル・マン優勝、そしてドライバーは日本人(一貴選手)、俺も祝杯準備をしてました
そうしたら・・・
「パワーが出ない! パワーが!!」
という一貴選手の悲痛なラジオの音声が・・・
通常なら300km近くのスピードで走りぬけるストレートを190km台のスピードでしか走れていないトヨタTS050
みるみるうちに、ポルシェとのギャップタイムが削られて・・・
残り3分、メインストレートで、ついに止まってしまうトヨタ5号車。
その横を駆け抜けていくポルシェ・・・
ポルシェのピットでは、抱き合って喜ぶクルーの姿が見えましたが、その他の人々、そして俺は、とにかく「唖然」・・でした。
ここまで戦い抜いて、トラブルフリーだったのに、23時間57分経過してストップなんて・・・
そこから10分以上は、真っ白になってTVを見続けてましたね。
(解説の人も何も言えない状況だったようで、現地の放送と歓声のみが聞こえてくる、奇妙な感じでした)
過去にもトヨタは、タイヤバーストとか、エンジントラブルで優勝を逃した事はあったけど、今回は盤石に見えたし、ココだけを目指したマシン作りをしていたトヨタなのに・・・
最終的に、トヨタ5号車は、優勝を逃しただけでなく、規定時間でラストラップを周回できなかったため、DNFとなってしまいました。
今日のレースの間違いない「主役」は、記録さえも残せずにレースを終えてしまったのです・・・

正直、その後のF1はなんか流してみていた感じですし、1日たった今でも、なんだか気持ちが変な感じです
ネットで、トヨタ関係者やドライバー、その他のチームのコメントとかを見まくってました。
色々と思うところはありますが、整理がついてません。
「記録に残らないけど、記憶に残る」という、良くあるセリフを吐くのは簡単です。
・・・が、当事者の方々にとっては、そんな簡単な話ではないでしょう。
(ただのモータースポーツファンの俺レベルでも、こんな感じなんですから
トヨタの皆さん、一貴選手をはじめとするドライバーの皆さん、とにかく今はゆっくり休んでください。お疲れさまでした
そして、来年は、夢を現実に、残らなかった記録も残しちゃいましょう

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年第8戦 ヨーロッ... | トップ | 『99.9%刑事専門弁護士... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えふわんの部屋」カテゴリの最新記事