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半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観ました。

2024-11-22 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。
(公式サイトより)

 ドキュメンタリー作品と聞いて、そして、「脱北」というタイトルを聞いて、これはチェックする必要があるな・・・と思いました
キム・ソンウンさんにかかってくる電話、そりゃあ切実すぎますよね・・・もちろん協力はするという言葉なれど、電話を通じて、どれだけリスクを伴うか、どれだけ過酷な旅になるかを静かに説明しています。
この「脱北」が決行されますが、前半はとにかく、「北」という国がどういった成り立ちをしてきたのか 日本、アメリカ、ソ連、韓国との関係性・歴史などを、とっても丁寧に説明してくれます。
これが俺としては、物凄く助かりました。理解できました
「国全体が刑務所」「『憎きアメリカ人』という言葉が一つの単語になっている」「反対派の高官を高射砲で処刑し、周囲に公開させ、恐怖を植え付ける」
・・・いくつもの記憶に残る言葉が出てきます。
地図上は直下にある一番近い韓国に行くために、(韓国との国境線は監視が強烈なため)中国側に出るんだけど、中国も脱北者を監視している国なので、この広い国を移動する間も、常に緊張を持っている状況。
その後も、他国を巡りに巡って、やっと韓国まで逃げる・・・
途中、怪我もあり、諦めの言葉もあり・・・限られた時間許されたスマホでのビデオ電話の会話を聞いているだけで、その辛さは伝わります。
再現VTRを一切使用していない、リアルな映像は、観ておかないと、認識しておかないといけないもの・・・と思いました。
ちゅうことで、「(北にいる)息子に服を用意してあげたいけど、どれだけ成長しているのかが分からないから・・・」という母親の言葉も・・・で、85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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