半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『いぬやしき(全11話)』を観ました。

2017-12-25 04:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け自暴自棄になる。
その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は人間を遥かに超越する力を手に入れることに。
一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。
自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。
人間の本質は善なのか、それとも悪なのか…?
強大な力を手に入れた2人が、いま、それぞれの想いで動き出す――。
公式サイトより)

 「イブニング」にて連載されていた奥浩哉さんの同名漫画のアニメ化だそうです 漫画は未見です
2017年最後のノイタミナ枠アニメでしたが・・・・飾ってくれましたね!
UFO墜落で二人の男性が巻き込まれ、ハイパーメカな体を手に入れる・・・全くもって突拍子も無い「キッカケ」でしたし、その辺の説明は全くないのも、ある意味潔いです
そのハイパーな体を手に入れたこの2人が、究極に違う行動をとる・・・これが凄かった
犬屋敷さんは、まさに「スーパーじいさん」となりました
もともとの「人の好さ」がにじみ出ている行動・・・控えめに、でも諦めない・・・いいですねぇ
ただ、それ以上の存在感と強烈な行動をとった獅子神が目に焼き付きましたね
やってる事は完全にヤバイ事なんだけど、彼の言動を観ていると、決して冷酷な殺人鬼に見えないのが印象に残ります。
彼がなんであんな行動をとっているのか、なんで特定の人とだけ接点を求めようとするのか・・・ものすごく興味が出ちゃいます。
この2人のそれぞれの行動を毎回見ているだけでも十分だったんですが、ラスト2話でついに対峙しちゃうんですねぇ
ラストなんかは、単純に「善」、「悪」と区分けられない
それぞれ背負ってしまった「体」を、自分の考える形で・・・自分の思ったままに使うしかない・・・
切ないなぁ・・・なんか・・・
絵のクオリティも高かったし、何と言っても小日向文世さんと村上虹郎さんの「声」がキャラを引き立てているのは間違いなかったです
ちゅうことで、実写版も来年公開・・・興味津々・・・で85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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