と思ったら、最終? の第三校というのがあるらしいです。のですが出版計画を邪魔しないように編集部の近くに住んでいる訳者の一人に委ねるとのこと。要は私はもう必要ないご苦労だった、みたいです。助かったです。
私の練習のために少しだけ紹介します。原著の著者は20世紀初頭に生まれた数学者で、その頃は数学の基礎が改めて吟味されていた時代で、つまり数学の根幹の危機が迫っていた時代です。
物理学でも偶然に、古典力学と電磁気学の発達でこれ以上我々は何も知ることは無い、の雰囲気だったのが、相対性理論と量子力学の出現によって、物理学の存亡が問われていた時代。こちらは20世紀前半がものすごい混乱の時代だったのは、今は一般向け解説書で見ることができると思います。
何とか落ち着いた(いわゆる統一理論)のはごく最近のことで、しかし、微小領域では海のものとも山のものともつかぬ超ひも理論があり、スピン0のヒッグス粒子系の観測可能かどうかの問題があります。宇宙スケールでは暗黒物質とブラックホールが何をしているかの理解があります。
19世紀末には数学はとても発展していましたから、代数学、幾何学、解析学などを一本化しようとするバベルの塔みたいな計画があって、その根幹に選ばれたのが集合論です。
そのバベルの塔の建築計画はある程度進んだものの、その土台の集合論の公理化は難航を極め、今はある程度落ち着いていますが、可算無限の述語論理でも真偽が判定できる(選択公理)といういささか気味悪い仮定があります。私の直感で申し訳ないですが、おそらく情報量の観点から議論の余地は残されている気がします。
ん、幾何学から離れました。元に戻って、面白い話になりそうなら続けます。
私の練習のために少しだけ紹介します。原著の著者は20世紀初頭に生まれた数学者で、その頃は数学の基礎が改めて吟味されていた時代で、つまり数学の根幹の危機が迫っていた時代です。
物理学でも偶然に、古典力学と電磁気学の発達でこれ以上我々は何も知ることは無い、の雰囲気だったのが、相対性理論と量子力学の出現によって、物理学の存亡が問われていた時代。こちらは20世紀前半がものすごい混乱の時代だったのは、今は一般向け解説書で見ることができると思います。
何とか落ち着いた(いわゆる統一理論)のはごく最近のことで、しかし、微小領域では海のものとも山のものともつかぬ超ひも理論があり、スピン0のヒッグス粒子系の観測可能かどうかの問題があります。宇宙スケールでは暗黒物質とブラックホールが何をしているかの理解があります。
19世紀末には数学はとても発展していましたから、代数学、幾何学、解析学などを一本化しようとするバベルの塔みたいな計画があって、その根幹に選ばれたのが集合論です。
そのバベルの塔の建築計画はある程度進んだものの、その土台の集合論の公理化は難航を極め、今はある程度落ち着いていますが、可算無限の述語論理でも真偽が判定できる(選択公理)といういささか気味悪い仮定があります。私の直感で申し訳ないですが、おそらく情報量の観点から議論の余地は残されている気がします。
ん、幾何学から離れました。元に戻って、面白い話になりそうなら続けます。