うーんと、どうしようかな。復刻版PC-8001のチュートルアルをわざとらしくここで開始しても良いのですが、まず、私の当時の不満からたらたら言わないと、なぜ以下の論調かが分からないと思いますので、好き放題言います。過去のことですので、気に障った方がいらしたら申し訳ありません。
まず、PC-8001もPC-6001もPC-9801シリーズも、キーボードが気に入らない。なぜか(IBM大型機のEBCDICではなく)ASCIIコードなのにバッククォート「`」がキャラクタROMに入っていないから、まともなLISPコードが書けないです。キートップも見れば分かるように、ASCIIの94文字が網羅されていないです。CTRLキーの配置は現在のPCよりもましなものの、「カナ」キーは物理的にトグルになっていたはずで、現在のキーボードでは採用されていないと思います。
ただし、キーボードのタッチ感覚はPC-8001もPC-6001(オリジナル)もPC-9801シリーズも抜群でした。ここはさすがに我が国を代表する大型計算機のメーカーでした。NECの技術力は私は絶賛していますので、念のため。
だから、PC-8001が当時ヒットしたのには理由がある、ということ。さすがに私でも本物は触ったことがあって、なんだか大げさなセットだったと思います。今はおぼろげな記憶しか無いです。とある団体(多分大学の一教室)のオフィスにあって、プリンタはあって、フロッピーディスクはあったような無かったような。モニタは専用だったと思います。
当時の資金力がカツカツな個人のマイコンマニアは、モニタは14インチなどのブラウン管テレビを使っていたはずです。プログラムの読み込みと書き込みは普通の音声用のカセットテープレコーダ。復刻版のPasocomMini PC-8001はこちらの構成を律儀に再現しています。ただし、音とグラフィックは発売元のHAL研による拡張版が使えます。これは何とかして活かしたいです。
プリンタは当時の電子計算機では重要な出力装置で(今もか)、これは再現して欲しかったと思います。プリンタ側の機能で、いろいろ面白いことが出来たのです。…いや、単なる私の要望です、気になさらないでください。