まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

3158. 微積分の本、余談^2

2020年09月05日 | 日記

 デジタルの積分器が積和+Dフリップフロップというのは説明しました。アナログコンピュータの積分器は、演算増幅器(opアンプ)のフィードバック(帰還)部分に抵抗では無く、コンデンサを使用したものです(web検索するとすぐに出てきます)。

 opアンプは理論上無限大の増幅率を持つ増幅器で、普通はフィードバックの結線をして使用します。抵抗だと普通のアンプになり、コンデンサだと積分になります。アナログコンピュータは基本的にはこの2つの要素で組みます。加える電圧などは精密な可変抵抗器(ポテンショメータ)で設定します。
 というか、アナログコンピュータの使い方を見ていると、設計値の確認と言うよりは、ポテンショメータの設定を手探りで変えていって最適解を求めているように見えます。特に、出力がXYプロッタではなく、オシロスコープのタイプはそうみたいです。つまり、人間がフィードバック系の一部となる、非線形最適化装置の一要素みたいな感じ。
 だと、私は思っています。私は傍観していただけなので、実際に実用で使った方は、どこかに記録と公表をお願いします。

 ちなみにopアンプはその扱いやすさから、IC化されてからはアナログ回路でよく使われるようになりました。単体ではものすごく安いです。私の世代だと741とか4558とかの型番を思い出しますが、現在の定番はもう少しあると思います。
 まあ、私としても、トランジスタ回路の設計にはほとほと困っていましたから(つい最近もミスってしまい、自分用の装置だったから良かったものの、これが商品なら会社に億単位の損をさせていたところ)、opアンプICの出現はまさに救世主でした。抵抗がそれなりの精度を持っていると、本当に設計通りに動いてしまって、測定器が貧弱なアマチュアには大助かりです。
 コンデンサの方はよく知りません。コンデンサは水物の素子です。電圧が違うと容量値が違ってくるなんて初歩も初歩。周波数特性はグラフに描くとえげつないですし、まずもって素子間のばらつきがものすごい(じゃあ、ラベルに書いてある0.047μFとかは何のことだと)。私の知り合いは風邪薬に例えていました。真意は聞きませんでしたが、多分、使ってみないと動作は分からない、の意味と思います。

 あ、さっきオシロスコープでweb検索したら、液晶画面のナウいタイプのものが主流みたいです。ほぼコンピュータだな、ノートタイプの。ブラウン管タイプのものも長方形のが画像検索で出てきて、私の原風景の丸い画面は珍しいです。ちなみに、私の世代だと信号の立ち上がりに同期する高級タイプはシンクロスコープと言って珍重されていました。私の大学生の頃には、工学部では同期しない(自走タイプだけの)オシロスコープの方が珍しかったみたいです。


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