当時は私も多数のBASICプログラムを組んだはずで、しかしそのプログラミングスタイルは思い出せません。88SRミニが届いて、いくつかBASICプログラムを組んでみたら思い出すかもしれません。
現在は構造化プログラミングの時代で、C言語などは対応していて、今はフローチャートはほぼ不要になったと思います。しかし、JIS水準7000時代のFORTRANは構造化プログラミングに対応しておらず、フローチャートはほぼ必須でした。パソコンBASICもGOTO文でどこにでも飛べますから容易にスパゲッティプログラムが書けてしまうので、そうなりがちな気がしたらフローチャートを使ってみるのも良いでしょう。アルゴリズムを図示する方法です。
初期のFORTRANの時代には、このフローチャートと変数表と帳票設計(ラインプリンタ出力の様式)が三種の神器として扱われていました。パソコンBASICもその流れに沿っていたように思います。
変数表はデータ構造の設計と考えれば、これが出来たらプログラムの設計は概ね方針が決定したと言えます。データ構造が決定すれば、使えるアルゴリズムは普通は数えるほどしか無く、選択肢は少ないと思います。帳票設計とか画面設計は今でも重要でしょう。
構造化プログラミングは、なるべくGOTO文を避け、プログラム(制御)の流れは、(1) 順次実行、(2) 条件分岐(IF-THEN-ELSE)、(3) 繰り返し(REPEATやWHILE)、の3種の基本形の組み合わせで書くと、見通しが良くなりバグが減らせるとの主張です。
C言語は構造化プログラミングに対応しているので、少し気をつけるだけで3要素の組み合わせで書けます。次回、パソコンBASICではどうなるかを予想してみます。