本日も出張。私としては全く自分のいる業界とは異なる業界の事業所に立ち入ることが出来て、遠足みたいでわくわくなのですけど、歳が歳だけに疲れること。
当方のスタッフも承知しているみたいで、技能を発揮してくれたらそれでOKみたいな感じ。つまり野球選手みたいなもので、会社の本流からはしっかり外れている感じ。いや、商品(サービス)としては良いのですけど、経営とは離れている、ということ。まあ、不測の事態が発生したら、かなり深刻な闘いになってしまうので、ありがたいです、本心。
なので、最近持ち歩いている古い(1953年初版の)数学辞書をパラパラと見て、と。行列、行列式、二次形式と続いて、この歳になってやっと繋がりが見えてきた、というか。その行列などは代数学に分類されていて、ベクトルは別で、幾何学の項目に入っています。
私が大学に入ったとき(約40年前)の数学では、これらは線形代数として、すでにごっちゃになっていました。
その頃は、計算科学の時代で、構造計算などで大規模(1000×1000とかのメッシュ。これでも今では可愛い感じ)な連立一次方程式を解く必要があったからで、何が何でも当時の、今で言えばリモコンCPU程度の能力の大型機で攻略しないといけませんでした。もちろん、工業立国をめざす我が国は最高峰の頭脳を投入して。メーカー製の数学関数があまりの出来なので、東京大学でライブラリを充実させて、とか、そんな感じ。
いやその数学辞書の後半に大部を割いて計算機言語の一つ、FORTRAN (当時)の解説があるのです。ですから、その数学辞書の目標というか意図は明らかです。
おかげで、我が国の数学界のドタバタの一端は分かるのですけど、ちょいと応用方面に傾いていて、西洋数学の本流は類推せざるを得ません。
っと、ある本題に入りたかったのですけど、落語の前座の話の感じで終了しました。申し訳ないです。