まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

3210. AMDがXilinxを買収

2020年10月27日 | 日記

 2週間ほど前に噂が流れて、本日(日本時間)、合併が発表されたようです。AMDはPS5等のCPU/GPUの会社として有名で、しかし、昔からある会社です。XilinxはFPGAと呼ばれるプログラム可能な大規模論理回路のトップメーカーの一つです。
 数年前にIntelが同じくFPGAで有名だったAlteraを吸収したときもびっくりしましたが、要するにFPGAの最有力メーカー2社がいずれもトップクラスのCPUメーカーに合流したことになります。

 CPUはもちろん電子計算機の演算回路と制御回路を合わせた部分のことで、現在はキャッシュメモリを含むと思います。私がいまこの文章を打っている、3年前に買った経済的なノートパソコンのCPUでさえ4コアで、PS5のゲームエンジン部はたしか8コアですから、今後はメニーコアに進んで行かざるを得ない状況です。
 一方のFPGAは任意の論理回路を実現するために、小さなRAMを並べます。たとえば、全加算機だと入力が3bit、出力が2bitですから、1アドレスが2bitで8アドレスのRAMを用意して、回路の動作を記憶させると全加算機と同じ動作になります。現実のFPGAがどうなっているかは、マニュアルがwebで容易に手に入りますから、興味のある方は取り寄せて見てください。技術文書で英語は難しくなく、図が多いので、大体の所はすぐに分かるはずです。プログラミングはコツが必要ですが、基本的な所は難しくないですし、大型書店に行けば入門者用の書籍がいくつも見られると思います。

 FPGAの動作速度は普通は100MHzクロック程度で、CPUと外部装置を繋ぐブリッジと呼ばれるICの動作速度がこの程度と思います。なので、CPUとFPGAの複合素子、というのも普通に売られています。こちらのCPUはARMなどの組み込み用CPUが普通で、しかし競争のためかクロック数は1GHzクラスが普通になっています。このクロック数ではキャッシュが無いとどうにも性能が上がらず、実際、そうなっていて、まあ実際、CPUとブリッジの複合素子の感じです。GPUは通常は入っていませんが、高速イーサやHDMIなどの高クロック周辺回路は選択できます。

 ですから、まず思いつくのはパソコンと言っても組み込みに近いような用途のためのICに柔軟に対応できるようにする、このあたりはすぐに出来そうです。
 しかし、話を面白くするのなら、FPGA技術をCPUやGPUに近い部分で動作させることです。うまく行けば、ですが、多数のCPUとGPUが見事な協調動作をするような時代に移行して行くと思いますし、もっと革新的な技術が実用になることも考えられると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする