石山寺(石光山)
京阪電車石山坂本線の終点の石山寺で下車、瀬田川沿いに歩くこと10分で石山寺山門(東大門)に到着します。
天平19年(747年)に創建された名刹で清水寺(京都)、長谷寺(奈良)と並ぶ観音霊場と言われ西国三十三箇所観音霊場第13番札所となっています。
山内は広大な敷地を有しており豊浄殿、庭園(無憂園)など見所が多くありました。
紫式部が「源氏物語」を着想をしたのがこのお寺と伝えられており、本堂に「紫式部の間」が現存していました、また和泉式部もこの寺に籠っており、清少納言の「枕草子」に同山が出てくるなど古典文学に縁の深いお寺です。
建久元年(1190年)に源頼朝の寄進により建てられたとされる東大門(重文)
境内にある公風園白耳亭の紅葉 国の天然記念物「石山寺硅灰岩」と紅葉、新緑時期の「多宝塔」(国宝)
本堂(紫式部の間が見えます)
「紫式部の間」 境内裏の庭園にある紫式部の像 庭園にある藤棚
瀬田川
琵琶湖から流れ出る川はこの瀬田川のみだそうです、その昔、東から京に向かうには琵琶湖を舟で渡るか瀬田川に架かる橋(唐橋)を渡るかしかなかった様です。
「唐橋を制するものは天下を制する」といわれるほど、京都の喉もとを握る交通・軍事の要衝であり、何度も戦乱の舞台となっています。
また、この橋は日本三古橋とも言われ広重の「近江百景」中、「瀬田夕照」はこの橋の風景を描いたものです。
橋を渡る道(旧東海道)は、現在でも日本道百選のひとつに選ばれています。
石山寺山内から瀬田川を望む 川辺にある名所案内と「唐橋」
橋の脇には「日本の道百選」のプレート
広重の「近江百景」の中にある「瀬田夕照」
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