京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

良く切れる刃・切れない刃。

2013-05-06 20:49:00 | 道具箱
良く切れる刃・切れない刃。

だいたいこの言葉自体が曖昧なのです。良く切れる刃・切れない刃と言われている物は使った人の感性で言っているだけでどれだけ切れたのかは?基準がありません。

この鉋も使っている限り良く切れていると想うのです。そこで引きが軽いという話しですがこれも又曖昧なのです。

私から見ると何もかもが曖昧に見えて成りません。反論はいっぱいあると思いますがご勘弁下さい。訂正して貰っても結構ですので。

その曖昧な中での話しです。

少し勉強していくと顕微鏡で見てこんな鋼は研ぎにくく引きも重く材自体にも艶がないのです。

私の使っている鉋に岩崎航介氏の「刃物の見方」に出てくる南天の葉状に成っているのか、焼き入れしたままなのか解らない鉋があります。上の写真がそうです。ご存じの方はどちらなのか教えて頂けませんか?

もう一台の鉋こんな組織になっていました。買い求めるのならこちらが絶対に良いと想います。

取りあえず切れれば良いのですがとても時間の無駄遣いをしています。

よろしくお願いします。

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