海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

足摺岬

2018-12-12 08:01:56 | 短歌



風強き岬の椿くれなゐに耳のかたちの花びらを持つ

伊邪那岐を追ふ鬼たちの手のごとく椿の枝は海へ伸びをり

老いること許されぬ花またひとつ落ちて椿の森となりたり

森深く椿はつねに乙女子の貌したるまま降り積もりゆく

ばらばらと赤き椿の落つる音森はをみなの血の夢の中

椿森の暗き小道の果てのはて今生れしごと海はうつくし

生き急ぐ我をしかつてゐるやうに岬の波は激しさを増す
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3 コメント

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ここは知っている場所 (まめ)
2018-12-12 15:50:25
足摺岬なら行ったことが有る場所です。
しかも、もしかしたら二度。
それなのに、写真を見てそう言い切れない・・・詳しいことを忘れています。
写真は撮らなかったのかな?そんな筈はないですが・・・
ただ、灯台と椿なら足摺ですね。
小道は椿のトンネルでしたね。
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椿のトンネル (沙羅)
2018-12-12 19:21:52
私が足摺岬へ行ったのはもう48年前。
友人の高知の家から日帰りで行っても遠かったです。
岬へたどり着くまでの椿のトンネルが印象に残っています。
今は整備され、私の印象とは違っているかもしれませんね。
また行きたい。
でも行かない方がイメージが崩れないかも。
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同じ (まめ)
2018-12-13 12:26:05
私が行ったのも50年前と、45年位前です。
昔のフイルム写真は最近見ていない、と言うか所在が分からないです。
一度目は列車・船・バスの乗り継ぎ旅。
一緒に行った友人は早く亡くなったので、どこをどう回ったのか分からなくなりましたが、ちょうど椿の花の時期だったので、売店が並んでいて人も多かったです。
二度目の四国一周ドライブは八月だったので、ここの印象は薄い。
現在どうなっているか知りたいです。
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