海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

沙羅

2016-06-14 19:46:43 | 短歌


沙羅の花ひとつ落ちたり坊守の文書く部屋に陽の翳るころ


今年は沙羅の花のつぼみがぎっしりついて見事だ。
散り敷いている風情もいい
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2 コメント

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沙羅さんの三首に寄せて (デ某)
2016-06-15 16:20:12
> 地の近く花を咲かせて根の深きたんぽぽのごときしあわせもよし
> 竹の子ともはや呼ばれぬ竹たちが狩りを逃れてぐんぐん伸びる

地に深く根をはるたんぽぽ、狩りを逃れ逞しく空に伸びる竹(のこ)・・・。
沙羅さんの歌は 伸びやかで とても清々しいですね。
対象にそそがれる眼ざしの清々しさでもありましょう。

> 沙羅の花ひとつ落ちたり坊守の文書く部屋に陽の翳るころ

えっ? 沙羅さんてお寺さんでいらっしゃいました?
迂闊にも これまで気づかず・・・。
白くて大きな花びらは ある種の艶めかしい存在感を醸します。
お寺さんには 寧ろ(案外?) ふさわしい花木なのですね。


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いえ~ (沙羅)
2016-06-15 20:06:46
> 沙羅の花ひとつ落ちたり坊守の文書く部屋に陽の翳るころ

この歌はイメージで作った歌です。
短歌では本当に起きたこと見たことでなくても詠うのは許されています。
もっと非現実的な幻想の歌でも構いません。
沙羅は「沙羅双樹の花の色 生者必衰の理をあらわす 平家物語」と言うようにお寺にふさわしい花ですから想像で詠ってみました。

お寺の坊守が一心に文机に向かって手紙を書いている。
これは墨でなければいけません。
時間が経過して沙羅の花の落ちる気配が静寂を破ってふと障子を見れば陽が翳って来たという光景です。
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