さて旅の続き・・そのあとは阪堺電車に乗って宿院まで行きました。
運賃は一律210円。
1駅でも阿倍野~浜寺公園まで乗っても210円。
阿倍野~浜寺公園出210円は安すぎ。
もっとも浜寺公園まで乗る人はよほどの鉄道マニアでしょう。
でも料金を変えるとその表示の機械が高くつき、料金徴収がワンマンカーの運転手には負担。
苦肉の策のような。
経営が苦しいのは知っているので、大丈夫かなと思いました。
宿院すぐのところに「利晶の杜」の施設があります。
千利休と与謝野晶子のミニ記念館。
展示コーナーに毛が生えた程度。
与謝野晶子記念館は以前はJRの堺市駅の近くにありもっと充実していたはず。
予算削減のため統合されたのでしょう。
晶子の朗読の肉声が聞けたのがよかったです。
独特のくぐもったような声でした。
施設のすぐ近くに利休の屋敷跡があります。
ちょっと覗くだけと思い立ち寄ったら年配のボランティティアの方が3人。
捕まって説明をしばらく聞く羽目に。
(利休のことよく知っているのになあ)
「へぇーそうなんですか。」とか
「ふーーん」とかあいづち。
(早く近くにある小嶋屋本家のけし餅買いに行きたいよ~)
堺の観光ガイドと言うことで一生懸命なので断るのも悪く。。
やっと終わってけし餅を買いに行きました。
店は地味な小さい作り。
受け付けはおばあさんでしたがお菓子を持って中から現れたのは若い当主でした。
少し前にNHKの夕方の番組で取材されていた人でした。
小中学校と巡ったからには高校まで行って旅を完結しようと思いました。
高校までは歩くとやや遠いのでら近くのバス停でバスに乗りました。
高校へ行くとき乗っていた路線です。
高校へ続く坂の下ある古びた小さい喫茶店・・・私の記憶に間違いがなければあの頃からあったような。
写真を撮って、今度同窓会で皆に見せて確認しよう。
高校へ行く道はもちろん建物は変わっているけれど道は変わらない。。
高校の建物も当時とは違っているが昔の建物のイメージの残すためディテールは似せてあるのが嬉しい。
今回の旅で思ったのは道の形や幅がそのままだと当時の思い出がよみがえるものらしい。
これが駅前開発やあの大震災のように建物と道がすべてなくなって新しい道になると景色を見ても思い出は蘇らない。
道って大事なんだなと実感しました。
子供時代から高校生までと過去をたどった今回の旅…変わってしまった寂しさよりも思い出がよみがえる嬉しさの方がまさって素晴らしい旅だった。
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