海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

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高取の雛巡り

2013-03-13 21:32:20 | 小さい旅

奈良の飛鳥と吉野の中間にある高取という町のお雛様のイベントに行ってきた。
最近どこでも家々のお雛様を観光客に見てもらい町おこしをするのが盛んだ。
これはいったいどこが発祥なのだろう?・・九州の日田はかなり古くからこういう企画があり、もしかしたらここ?
高取の土佐町は高取城の城下町で吉野へ続く街道の地。
かつては薬を扱っていたそうだ。
そういえば大宇陀も薬草園があったり・・吉野は薬草を関係が深いようだ。

ここは文化財に指定されるほどの建物はないが格子の町屋が多く残っている。
イベントに参加した家は座敷にお雛様を飾り、土間から見てもらったり、ガラス戸越しに見てもらったり。
数年前行ったところで今回は友人を誘った。
去年義父のことで誘いたかったのに行けなかったから。
昭和三十年代までは御殿雛が流行で、その後は急に消えたそうだ。
どこの家のお雛様も大きくて立派だ。
吉野あたりは冠婚葬祭が派手なので実家の親が気を使って奮発して上等なお雛様を送る習慣なのではと推測した。
展示しているお雛様の由来を色紙に書くことになっていて、どの家もお雛様を送ってくれた親への思いを書いているのに心温まった。
それぞれその家のお雛様が一番素晴らしいお雛様なのだ。

お雛様を見てもらう代わりに手芸品・物産を売る家が多くなり、結構売れているようだ。
喫茶店ができたり前より観光化していたが、町おこしのための企画だから仕方がないかな。
しかしどこの店も手作り感覚で倉敷や高山のような商業ベースの雰囲気ではない。

さて・・家へ帰ってきて<私のお雛様>を眺めたらやっぱり最高!
見てきたどんなお雛様よりも上品でお顔がいい♪
コメント
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