「河野裕子の素顔」の項目で娘の紅さんの文章から。
家事は恐ろしく速いとある。
家事だけでなく歌を作るのも文章を書くのも速く、推敲はほとんどせずささと送ってしまう。
選歌は「読まなくても」見れば解るそうだ。
あっそうかといまさらながら納得した。
河野さんは家事も手を抜かず一生懸命、特に食べさすことは大事という考えで家族の食事はまめまめしく作っていた。
歌人として歌を作り、結社の活動、他の講師、選歌・・・しながら家事にも手を抜かない生活とはどんなものだろうと思っていたけれど、手早く家事はして(でも中身は濃く)一日中フル転していたのだろうな。