海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

吹屋(ふきや)~広兼邸

2008-05-23 11:49:42 | 日記
新大阪から新幹線で岡山へ、芸備線に乗り換え特急で30分の高梁からバスで1時間、吹屋の町に行ってきました。
バスはしばらくは高梁川に沿ってバスが走り、横に曲がってくねくねと山の中に入っていきます。

住民の方は段々と降りてしまい、最後は二人の貸切状態。
バス道とは思えない杉林の細い道を通ったり。
これがもし一人だったら運転手と二人きり。

勿論運転手さんはちゃんとした人と解っていてもかなり気持ち悪い。
初めてのところでバスが目的地にちゃんと向かっているのか不安を感じるくらいですからね。
友人と一緒でよかった~とつくづく思いました。

吹屋は銅山とベンガラで栄えた町。
これがなかったら辺鄙な山奥に町があるはずが無いのです。
日本では吹屋がベンガラの唯一の産地だったそうで、それでとても栄えていたのだそうです。

吹屋の町はとても小さくて30分もあれば廻ってしまえます。

それから最終目的地・・広兼邸へ!
ここは映画は『八つ墓村』に出てきた外観がお城のようなすごい石垣がある豪邸。
いつか行きたいと思っていた。
しかし山中の吹屋から徒歩で1時間!
女一人では絶対行けないからい今まで行くことができなかった。
それにバスの便も恐ろしく悪い。


同じ感性の友人が見つかって思い切っていくことができた。
徒歩の1時間がはるかに遠かった。距離ではなく気分的に。
歩くのはきつくはないけれど、くねくね曲がる山道をひたすら歩いていていつまでも目的の邸が見えないので大丈夫かと不安になってくる。

やっと広兼邸が見えた!
まるで山城だ!
外観のすごさに比べて建物自体は割りと簡素なのは意外だった。
どうしてこんな山の斜面にに家を建てたのか?
邸から見ると遠くの山々と下に自分の領地が広がっている・・城主になった気分だったろうな。

しかし高梁に出るのも馬車を仕立てても数時間がかかっただろう。
いくら豪奢な生活をしても町にもなかなか行けない生活。
自由に行動できた当主はともかく、奥様は今の女性の感覚で言うと幸せだっただろうか?
私はお金がなくても(少々は欲しい・・まったくなければ自由もない)自由が欲しい!
コメント
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