
関東人にとっては、EF58を海バックでと考えると、当然ながら東海道線沿線でカメラを構え、綺麗な太平洋の海をバックに撮影することがごく一般的だろう。小田原以西は現在でも海をバックに撮影が可能な有名撮影地が点在している。逆に言うと、日本海側で海をバックに撮影することは、ある意味昔から憧れであり、先人の写真を見てはため息をついていたものだ。EF58をどうしても日本海側の信越本線で撮影したくて、海をバックで撮影できる鯨波に行きたかった。今回はその願いが叶い、初めて訪れた時の画像を掲載してみる。
友人と二人、長岡行きの115系に乗り込み、夜明かししながら新潟ローカルの70系電車に乗り換えて鯨波の地に降り立ったのだ。全ての列車が、アントンKには珍しく思え新鮮に映った。長岡のEF58も、上越線で見る時とは違った表情を見せ、どこか厳しい表情に映る。寒冷地仕様であるゴハチが妙にマッチし納得してしまったことを思い出す。どんなに美しくても、大窓機がここを走ったら違和感を覚えるのだろう。
荷物列車のつながりで、信越本線海線を行くEF58けん引荷物列車。地味だが、当時は普通客車列車とともに、無くてはならない列車だった。この角度からゴハチを見ると、とてもスマートでスタイル抜群ではないか。PS14のデカいパンタグラフが溜まらない。やはり今のシングルパンタではしっくりこない。
1978-05-21 荷4047ㇾ EF5851 信越本線:青海川-鯨波
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