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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

「カシオペア」の行方~EF81

2022-03-28 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

鉄道趣味も、昔に比べれば世の中に深く浸透し、単に「鉄道」と言っても多種多様に広がりを見せていることがわかる。「鉄チャン」という呼称も、今や当たり前に世間に通用してしまうが、よくよく考えればアントンKが「鉄チャン」と最初に意識されたのは、はるか昔の学生時代のことだろう。当時は、「撮り鉄」や「乗り鉄」などと言う単語も無く、「写真パート」「旅行パート」だった。世間様に認知されることはプラスに思えるが、これだけ趣味人口が増加してくると、いわゆる不届き者も目についてしまい、さらにマスコミの煽りも受け結果的にマイナスイメージが付いてしまうのが心苦しく思える。先日、TVから「ニーナ」という愛称が聞こえてきた。よく見るとEF66 27号機が大きく映され、鉄道好きのタレントたちの興奮する様子が放送されていた。19時以降のゴールデンとされる時間帯の番組に、こんなにまで鉄道に偏った内容が放送されるなんて、今まで考えもつかなかったが、それだけ鉄人口が増え、また視聴率も採れるということなのか。いづれにせよ、アントンKはただただ驚くばかり。へそ曲がりだから、逆に白けてしまうのである。

JR東日本で、唯一長距離夜行列車たる臨時特急「カシオペア」号。今では団体専用列車としての運行となっているが、この列車もいつまで走るのか心配になってくる。この前のダイヤ改正を機にまた機関車が引退し、このままでは列車自体フェードアウトしていくことは容易に想像出来てしまうのだ。「カシオペア」と言えば、E26系という豪華客車が鳴り物入りでデビューし、専用塗装のEF81まで用意して輝かしい歴史を作ってきた列車だが、一度当時の最新電気機関車のEF510-500番台に置き換わってから、再びEF81に戻った珍しい運転経歴をも持っている列車。アントンK自身は、とっくに熱が冷めてしまっているが、やはり動向だけは今も気にかかっている。

掲載写真は、デビュー10年目の特急「カシオペア」。この年、老朽化したEF81に代わりEF510-500がデビューし(2009-12)、ブルトレけん引機が久々に生まれるといった明るい話題が飛び交ったと記憶している。

2009-08-15     9010     EF81 92 カシオペア     JR東日本/東北本線:松川付近