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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

今は亡き憧れの地、そしてEF58

2019-12-03 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

今年もあっという間に師走へと突入、令和元年も残り1か月を切ってしまった。今年を振り返るには、まだ早いが、いつになく不甲斐ない年になりそうで心が痛む。絶好調の時代はとうに過ぎ、今の生活スタイルに身体を合わせて生きているといった、受け身の体制にいつしかなってしまった。これではいけない。思うようにはならない。現実を見詰め直し、今一度理想とする生き方を見つけていきたい。諦めなければ、終わりはないのだから・・

アントンKにとっては「憧れの地」東京機関区。そんな呼び方も時間とともに忘れ去られてしまうのだろうか。品川-田町間に位置していたここ東機は、ファンの目からもいつも気になる場所だったはず。そんな東機へ友人のご厚意で何度かお邪魔したことがあった。いつも追っている電機が、ゴロゴロと身体を休めている姿は、時間を忘れるくらい夢にまで見た光景だった。ファン向けのイベントで催される撮影会のような殺伐とした雰囲気は一切無く、普段通りの鉄道マンの誇りと自信が、自然に感じられる現場にアントンKは圧倒されていたのだ。来年はいよいよここに新駅誕生と聞く。東機そのものは、随分前に消えてしまったが、やはり生まれ変わるこの地を思うと、どこか寂しさが残ってしまうのはアントンKだけだろうか。

掲載写真は、東海道線にリバイバル特急が走る日の朝、東京機関区へお邪魔した時のもの。周りはビルが立ち並ぶいつもの風景だが、なぜかこの空間だけは、特別な空気が流れていたように思える。これから大阪までの大役をこなすEF5861とともに、東京機関区詰め所をパチリ。職員さんの静かに見守る姿がとても印象的だった。

1982-07-24   EF5861「はと」    東京機関区にて