アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

急行「越前」~鉄チャンの原点

2011-10-22 17:53:26 | 国鉄時代(カラー)

相変わらずテストを兼ねた写真からの投稿でご勘弁ください。

今思えば、この70年代が自分にとって鉄道写真趣味の原点の時代であった。そして何を見ても新鮮で写欲をそそるものばかりであったように思う。掲載写真は、76年の夏休み、お盆の帰省臨を狙いに西日暮里界隈に出向いた時の1コマである。ここは、一端上野に到着した列車が、推進回送列車でバックして尾久まで戻ってくるのが、見ていて面白く時間を忘れてしまうくらい飽きななったことを思い出す。この写真も、信越線経由の金沢発の夜行急行「越前」がラストスパートをかけて飛ばしてきた脇をゆっくりと推進回送でやってきた常磐線の急行「十和田」f号である。当時の鉄チャンの狙いは、そのほとんどがEF57であり、まだゴハチが見えてくるとがっくりしていた時代であったのだが、このEF62は、私にとっては、C-Cの台車配置の特別な機関車といった思い入れがあり特に気に入っていた。もちろんこのころは、このカマが晩年東海道線で荷物列車を牽くなんて思いもよらなかったわけで、カマも人間と同じ人生何が待ち受けているか神のみぞ知るのであろう。しかしこうして当時の客車列車を見ていると、やはり自分にとっての原点がここにあることを再認識してしまう。

1976-8-6   606列車 EF6233 急行「越前」   西日暮里付近