風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

サトコN.Y.へ武者修行!

2006-08-03 00:00:32 | コラムなこむら返し
Satoko_simokita_5 E.G.P.P.のわれらがディーバ(歌姫)マツイサトコは昨日8月2日からN.Y.に武者修行の旅に出発した。N.Y.でもオープンマイク荒らしおよびストリート・ライブを敢行するらしい!
 ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰って来てね!(もっとも、もう身長は伸びないだろうけど)

 出発の前日、つまり8月1日にもサトコの出演するライブがあり、久しぶりに下北沢へ行った。ライブ会場は自主レーベルもつくっている「Mona Records」のカフェコーナーだ。駅を降りて探してみたら、「幻游舎」という古書店はまだやっていて、亭主は石のようにはりついて石像になったみたいだった。若者向きのオシャレな店にはさまれてひっそりと店はあって、そこだけ時間が止まっていた。
 なぜ、この古書店をとりわけボクが気にするかといえば、70年代この店は詩や文学の同人誌をおいてくれる奇特な古書店のひとつだったからだ。下北沢は街並はたいして昔と変わらないが、店自体は様変わりしている。庶民的な商店街の街並の中に、若者相手のファッショナブルな衣料や古着や、帽子屋さんがひしめき飲食店がこれでもかというくらいにある。
 ボクが知っている頃は、本多劇場もなにもなく、そうそう神戸へ引っ越した「あしゅん」というカリーとインド音楽のライブの店などがあった。

 さて、「Mona Records」へ着いてみるとPARAさんが、座敷きのような板敷きのコーナー(そこはステージ前である)に陣取っていた。あとからおもとさんも駆け付ける。知っているひとはそれくらいで、あとはサトコの知り合い友人のようだ。
 この日のサトコはいつもにまして可愛くみえる。ヘアバンドのように頭に巻いたスカーフが初々しい。
 歌った曲は次のようなセットだった。
 1.二回目 2.lesswaitress 3.Say my Name 4.Panties on Fire 5.Naked if I want to 6.Blind 7.Unite Tonight

 ボクが初めて聴いた曲は、1、3、5、6だった。5のカバー曲が今回注目だったが、「もしあなたが望むなら裸になって……」て、いったい何の事なんだろう? 昔はやったストリーキングでもするのだろうか?
 サトコはこのところライブに燃えているが、課題はたくさんあることを感じさせた。
 ライブとていわばショーであって、持ち時間をいっぱいに使って自分を表現し、観客を楽しませなければいけないだろう。
 (1)ギター1本でやるのならもっとギターを練習する事。(2)MCももっとリラックスしてお客さんと打ち解けるようにやること。すこし笑わせるくらいのゆとりが欲しい。4は実話と言うのが説得力があって受ける。あのようなMCを得意にすること。(3)全体にああ、たっぷり聴いたなぁという満足感を観客が味わえるように努力する。

 今回の渡米は、交友もあるでしょうが、武者修行と考え得意の英語を駆使して、シンガーとしての自分を見つめ直してきて欲しい。ボク、そしてE.G.P.P.の連中はキミのことを応援しているよ!



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