風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

地震と耐震構造のハナシ

2005-04-18 03:15:57 | トリビアな日々
wtcドーンと地面の下の方から、底鳴りがしたので一瞬スワッ来たかと身構えてしまった。20時9分千葉を震源とする地震のことだ。余震が来るかと思ったが、その最初の衝撃で収まったようだった。
数年のうちには、かならず来ると言われている東海地震や、関東地震が怖い。そのXデーには、どう対処すればいいのか分からない。最近は東京に住みながら、あまり都心や高層ビルのあるあたりには行きたくない。ましてや、そんなビルの中にいるところに大地震が来たらと考えると怖気をふるう。
料金が高いということもあるから、一切足を向けないが、夜景を楽しみに高層ビルの中にあるレストランで、会合などが設定されたりすることがある。そういう時は、なるべく他のひとがキレイキレイと叫ぼうが、外は絶対に見ない事にしている。高所恐怖症という訳ではないのだが、○○タワーと名付けられたたぐいのビルには近付きたくもない。

80年代頃に建築された高層ビルは「軟構造」で、ビル全体が振り子のように揺れて、揺れを吸収するという耐震構造だった。建築学的にはよく知らないが、現在はむしろ硬構造で基礎の部分に滑車がついていて、一緒に左右に滑りながら吸収すると言う方法になっているらしい。

その軟構造の方の高層ビルに居合わせて、地震を体験した事がある。それは、まるで船酔いしそうな気持ち悪さだった。まして、上階にいればいるほどその揺れは大きく、長く続く。そう、地震が終熄してから10分以上もそのビルはユラリユラリと揺れ続けていた。ボクは草々に退散したが(エレベーターが停止したので、階段を2段飛びで駆け降りた)、あの揺れはもう味わいたくないと思った。

911の同時多発テロで崩壊したWTCビルのCGで作った立体構造図面という映像を見た事がある。WTCビルは、真ん中の芯のような1本の柱に各階、フロアが吊り下げられたような構造だったと思う。芯の部分にエレベーターがあり、ツリー構造と言ったと思うが、各階がぶらさがったようなタワーだったのだ。
ビルに突き刺さったボーイングの炎上する熱で、その支持体が溶け、その負荷が下の階に次々とかかって連鎖的な大崩壊をもたらしたのであるらしい。

WTCビルは、軟構造の典型だったのではないだろうか?
きっと、NYを大地震が襲った時には、シャンデリアのように各階が微妙に震えながら、共振したのではないだろうか?
ある周波数は、高層ビルに共振作用を与える事があるらしい。それは、それぞれのビルの構造によって違うのだが、共振作用をおこしたビルは揺れ以上の決定的なクライシスをビルに与える事があるらしい。ガラスは粉々に飛び散り、細かな砕片となって地上に降り注ぐ。高層ビルの周辺には、阿鼻叫喚の地獄図が出現するかもしれない。

あ~、せめて高層ビルの近くには近付かないようにしよう……。



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
都会に出たときに地震があったら、それはもう不運... (アリ)
2005-04-18 11:50:25
都会に出たときに地震があったら、それはもう不運と思うしかないけれど、浜岡の原発がメルトダウンなどした日にゃ、もうどうすればいいんだ。大丈夫などといい加減なことをほざいていた連中を吊し上げても空しい。
返信する
おお! アリさん、昨日はライブにいけなくてゴメン! (フーゲツのJUN)
2005-04-19 01:02:29
おお! アリさん、昨日はライブにいけなくてゴメン!
地震の瞬間、浜岡も原発もすべてコロッと忘れてました。メルトダウンの時は、風上に逃げて助かるものでしょうか?
メルトダウンは別名チャイナ・シンドロームと言うのですが、まさに反日デモが毎週、各都市で巻き起こっていることこそチャイナ・シンドロームかもしれません。
返信する
私は究極的防災・危機管理としての海外移住(防災... (大和(やまと))
2005-12-05 19:17:15
私は究極的防災・危機管理としての海外移住(防災移住のすすめ)http://blog.livedoor.jp/kyuukyoku_bousai/
というサイトの管理人の大和(やまと)と申します。検索で偶然、貴サイトを見ることが出来ました。地震防災にご関心が有ると思い、コメントさせていただきました。私のサイトの趣旨は、世界最悪の地震.災害多発国である日本!世界一安全な国とは?・移住する方法とは?。究極的災害回避の安全暮らし術を研究しております。これを読めば、地震や台風等の自然災害がどこで起きるのか一目瞭然です。「災害に遭う運命」からの究極の防災法も伝授!よろしければ、一度、読んでいただければ幸いです。(コメント大歓迎です)そして、良いと感じましたら、一人でも多くの方が防災できるようにサイトの宣伝やリンクなどにご協力していただければ幸いです。読者の皆様が災害に遭わない事とサイトの益々の発展を願っております。p・s読者の皆様が地震や台風の少ない国に海外移住すれば一生災害に遭わずに済むかも知れません。究極の自然災害からの防災の回答は私のサイトにあります。ぜひ、ご一読下されば幸いです。有難うございました。
返信する

コメントを投稿