緑にかこまれたおだやかな山あいで、母は静かに眠りについた。来春、コブシの花が春を告げる頃、ボクらはその場所に再び会いに行く事になるだろう。不思議な事に、ボクはコブシの木を母と呼ぶだろう。まるで、神話のように樹木に化身したかのように樹木を母と思うだろう。その木に白い花が咲いたとき、ボクたち家族は神話のような時間を生きる事になる。それも、また楽しみなことではないか……。(昨年10月26日に書いたボクのブログ記事より)
1
昨年の10月23日に、千葉大原「天徳寺」に樹木葬で母の遺骨を葬ったその同日の18時少し前、本堂の天蓋が音を立てて揺れるほどの地震があった。達磨の掛け軸はいつまでも揺れていた。幾度か、余震も感じ、それが、あの新潟県中越地震だった。
この20日、春のお彼岸の中日に墓参に行ったにも関わらず、母が生まれ変わったヒメコブシの最初の花はもう萎(しぼ)んでいた。東京では桜の直前に咲くコブシの花は、やっと膨らみを付けたばかりと言うのに、房総はやはりかなり暖かいのだ。
そして、大原へ出かけたボクらは、その日の丁度電車に乗っている時間帯に、北九州の玄界灘でこれまたかなりの倒壊家屋を出した大規模な地震があったことを知らされる(福岡西方沖地震と名付けられたらしい)。
このシンクロニシティが何を表わしているのか、母からの何らかのメッセージなのか、いまのボクには読み解くことは残念ながらできない。もしかしたら、関東地方に、いや東京に近い内に大地震があるよということを教えているのかも知れないと、直観で思うが、それから逃れる術まで教えていてくれているのかまでは分からない。母との対話が少ない罰なのかも知れない(樹木葬にしてはじめて訪ねたのだから……)。
しかし、不思議な暗合を感じる。きっと、母は、ヒメコブシに姿を変えた母は、息子のボクに何かを伝えたがっている。
霊界のメッセージを読み解く力は、ボクにはないが不思議な因縁と、暗合の中に何かが秘められていると言う思いを強くするばかりだ。
(ボクは、リアリストであり神秘主義者ましてや、新宗教の信者などではありません。信仰心も人並みで、まぁ、森には精霊が宿るということを信じるくらいで、むしろアニミズム的心象をしているのかもしれませんが……)
1
昨年の10月23日に、千葉大原「天徳寺」に樹木葬で母の遺骨を葬ったその同日の18時少し前、本堂の天蓋が音を立てて揺れるほどの地震があった。達磨の掛け軸はいつまでも揺れていた。幾度か、余震も感じ、それが、あの新潟県中越地震だった。
この20日、春のお彼岸の中日に墓参に行ったにも関わらず、母が生まれ変わったヒメコブシの最初の花はもう萎(しぼ)んでいた。東京では桜の直前に咲くコブシの花は、やっと膨らみを付けたばかりと言うのに、房総はやはりかなり暖かいのだ。
そして、大原へ出かけたボクらは、その日の丁度電車に乗っている時間帯に、北九州の玄界灘でこれまたかなりの倒壊家屋を出した大規模な地震があったことを知らされる(福岡西方沖地震と名付けられたらしい)。
このシンクロニシティが何を表わしているのか、母からの何らかのメッセージなのか、いまのボクには読み解くことは残念ながらできない。もしかしたら、関東地方に、いや東京に近い内に大地震があるよということを教えているのかも知れないと、直観で思うが、それから逃れる術まで教えていてくれているのかまでは分からない。母との対話が少ない罰なのかも知れない(樹木葬にしてはじめて訪ねたのだから……)。
しかし、不思議な暗合を感じる。きっと、母は、ヒメコブシに姿を変えた母は、息子のボクに何かを伝えたがっている。
霊界のメッセージを読み解く力は、ボクにはないが不思議な因縁と、暗合の中に何かが秘められていると言う思いを強くするばかりだ。
(ボクは、リアリストであり神秘主義者ましてや、新宗教の信者などではありません。信仰心も人並みで、まぁ、森には精霊が宿るということを信じるくらいで、むしろアニミズム的心象をしているのかもしれませんが……)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます