風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

『神楽坂サルバドール・ナイト2010』にて

2010-09-25 12:32:55 | アングラな場所/アングラなひと
Psycho_idoll 秋分の日はあいにくの雨だった。ボクは神楽坂に行った。松岡宮さんの主宰するイベントを見に行ったのだ。
その名も『神楽坂サルバドール・ナイト2010』!

 なるほど松岡宮さんのパフォーマンスはいわばショーで、小道具(昨夜はトルソー、キャベツなど)や、爆音に近い打ち込み音そして華やかな照明をフルに使ったサイコ・ポエトリー・ショーだった。ハコ(神楽坂Explosion)は小さいがあれだけの派手な設備が必要な訳だ。

 だからボクなどがつきあいもしないだろうタイプの女性たち(腐女子?)やネクラなおたくタイプのような男たちが観客としていたが、松岡宮さんはそれらの中で<サイコ・アイドル>のように見えた。

 腐女子、オタクに囲まれた宮さんは小劇場や最近ではアニメの中にいる戦闘的美少女ヒロインのようなアイドル然として見えた…。彼女には制服はいわば戦闘服で、事実個性を消し去る制服は駅員のそれであっても軍服に由来するのだ。

 だからか、この日のバーテンダーのような白いシャツにベスト、スラックスの衣装は、宝塚男役のようでもある。おばさまならぬ、腐女子のアイドル。その選ばれたことばは一見シュールだが、その実心理学の症例のようであり、用語のようでもある。痛みが感じられないのが、やや残念だが…。

 キャベツは食べ放題でふるまわれるのだが、またキャベツは宮さんのポエトリーの小道具として「脳」になる。小脳、大脳、脳幹…小脳、大脳、脳幹…。宮さんは文学の人というよりは、医療用語の人で、それがどこかエロく妄想を掻き立てる(笑)。

(Twitterでのつぶやきに加筆。写真はボクが名付けた<サイコアイドル>松岡宮さん)



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2 コメント

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 面白いですね。自分は神戸でモトコー・アート・... (12の猿)
2010-10-21 01:52:19
 面白いですね。自分は神戸でモトコー・アート・プロジェクトというものに関わっていて、参考のために拝見しました。全体を通して見ると、物凄く広い見識の持ち主みたいだ。これからも見ていきます。
 
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12の猿さん。コメントをありがとうございます。 (フーゲツのJUN)
2010-10-26 01:26:03
12の猿さん。コメントをありがとうございます。
また面白がってくれてありがとう!
ただ、メアドがないと袖も摺り合えませんよね。
ま、これからもときどきコメントをどうぞ!
あ、もちろん、前の記事に対してでもOKです。
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