鏡文字というのは、ちょうど裏側から透かして読める文字、鏡に写せば正像となって読める文字の事だが、ミステリーや謎かけには使われても、まさか多くの宣伝媒体として町を埋め尽くしている看板には使われることはないはずだろう思っていた。ところが、それがあったのだ。それも、ボクにとってはもっとも身近なわが町に!
ボクが知る限りこの看板は、もう数年にわたって営々と見事な宣伝効果をあげている!
もうボクなど気になって気になって、この町の看板の中で一番みている看板ではないかと思う程である。それに、どうやらその看板が宣伝し、誘い掛けるものがどうやら中空というか、空虚な実体をともなわないものらしいと推測すればするほど、ボクの好奇心は増大するのだ。
そう、なんと言えばいいのだろう! あのロラン・バルトの構造主義的な見事な論理構成を彷佛とさせてしまうのだ。その実用的な役目から解き放たれた看板、読ませ宣伝するという「看板」の役割からさえ自由になった看板。そこに掲げられ、あることだけの純粋なる存在!
中心が空虚なる非実用的な有り様!
これをロラン・バルトの「零度の文学」の、ひそみにならって「絶対零度の看板」と名付けたい(笑)!
<ワレ路上デ発見セリ!(5)/絶対零度の看板
ボクが知る限りこの看板は、もう数年にわたって営々と見事な宣伝効果をあげている!
もうボクなど気になって気になって、この町の看板の中で一番みている看板ではないかと思う程である。それに、どうやらその看板が宣伝し、誘い掛けるものがどうやら中空というか、空虚な実体をともなわないものらしいと推測すればするほど、ボクの好奇心は増大するのだ。
そう、なんと言えばいいのだろう! あのロラン・バルトの構造主義的な見事な論理構成を彷佛とさせてしまうのだ。その実用的な役目から解き放たれた看板、読ませ宣伝するという「看板」の役割からさえ自由になった看板。そこに掲げられ、あることだけの純粋なる存在!
中心が空虚なる非実用的な有り様!
これをロラン・バルトの「零度の文学」の、ひそみにならって「絶対零度の看板」と名付けたい(笑)!
<ワレ路上デ発見セリ!(5)/絶対零度の看板
これって・・・・
お店は存在しているのですか?
お店が退去した後、看板をそのままにしておくとお客さんが混乱するし、看板の本体は次のお店の人が使うだろうってときに、内部の照明機器を雨ざらしにもできないので、前の店の人の看板を裏にしておくということは良くあると思うのですが。
この看板は御指摘の通りマンションから骨折師が退出した際に裏返しにされたものでしょう。それにしては明確に読めるし、裏返した意味のなさを露呈した証拠写真をあとで続報としてアップします。これこそ絶対零度の看板と言うヤツをね。