![Takao_trast_mov Takao_trast_mov](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/78/84522f42a8f9602a359be6aba88a6445.jpg)
東京の西部に位置する高尾山は、江戸時代から続く山岳信仰の霊峰でもあり、現在でも参拝客が引きもきらず、さらには相模湖が裏にひかえているため格好のピクニックコースとして都民の憩いの山である。その山に圏央道というトンネルが建設中で、無惨な自然破壊が進行中である。
ボクも最近まで知らなかったのだが、その高尾山の豊かな自然を守るために「ケンジュウの会」や「むささび党」という市民団体がつくられ、この5年あまり裏高尾のナショナルトラストに取り組んでいた。
それが、いよいよ圏央道建設のための土地収用法にひっかかって(期限は25日だった)いつ収用作業がはじまるかわからない状況らしい。それで、2月にツリーハウスのような座り込み用デッキをつくり、そこを和居和居(わいわい)テラスと名付けて落語やトークや果てはミュージシャンのステージとして、楽しくワイワイと「すわっていいとも~工事だよ!全員集合」という悲愴感には無縁の座り込み運動を続行している。
このような記事が23日の朝日新聞都民版に載っており、それで状況を知ったが、この記事自体のソースも市民のための市民インターネット新聞と銘打ったJanJan Newsからの転載だったようだ。
この運動が、オオタカの生息圏を守れといった主旨で闘われていたいわゆる「高尾山天狗裁判」とどのような関係があるものか、ないものか現在のところ未確認だが、その運動スタイルが多くの若者の支援を受けているようである。
4月3日(木)には阿佐ヶ谷Loft Aで、トークとライブの集いが持たれる予定らしい。「高尾山に穴があく!?~高尾山圏央道建設計画について考えよう~」という名である(19:30スタート。前売1,500円/当日1,800円)。
(写真)市民インターネット新聞JanJanNewsより転載。掲載記事も参照させていただきました。
その日は30年前、三里塚空港反対運動で国の強制代執行の乱発に怒った一部の支援セクトが「管制塔占拠事件」を起こした日でした。この事件は成田空港の開港を2ケ月遅らせただけでなく、話し合い路線を否定していた強行派を追い落とし、空港公団に深い自省を強いた事件でした。
圏央道の問題は、根が深く住民不在ですすめられてきた道路行政の問題があります。どこか、三里塚を連想させる首都圏の足下の、自分たちの問題だと言うことが少しずつ分かり始めてきました。そこには4半世紀におよぶ住民の行政や、国への不信感と恨みが込められているようです。
私も高尾山の件気になります☆☆☆
あれば便利で、地元の方々で喜ぶ方もおられるのかとも思うケド、自然を愛する人にとっては、とても心痛みます。
高尾山LOVEです♪
高尾山に穴をあける圏央道は土地収用に期限切れのそのまさに26日に、トンネル内の崩落事故があったそうです。天狗の怒り?
しかし、その程度の土木技術しか持ち得ないのに、地下水や沢が涸れないような工夫なんてできるのでしょうか?
それに、そもそもこのような道路行政に不信の眼が注がれているのに、また高くつくのは目に見えているこのような工事に公共性を認める裁判所の判断も、司法の独立がなされているのでしょうか? 心配です。