風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

4/4 E.G.P.P.100STEP81/アンドロギュヌスの涙

2008-03-29 00:05:15 | イベント告知/予告/INFO
1969gayboy_watanabe 次回のE.G.P.P.の開催日はいみじくも4月4日(金)です。先回そのことを告げるとだれかが、「オカマの日じゃん!」と言いました。全然意識してなかったボクはしばし呆然としてしてしまいました。そう、雛の節句と端午の節句にはさまれた4月4日は何の日にもなっていません。それで、その日を女の子の日(雛祭り)と、男の子の日(端午の節句)にはさまれたその日を「オカマの日」にしちゃえというジョークが新宿二丁目あたりから発生していることは知っておりました。
 とは言え、それをおめおめ鵜呑みにする訳にはいけません。そんな営業妨害はしてはいけません(笑)。むしろ、ボクはこの日をトランスジェンダーや性同一性障害に苦しむ人たちの解放の日にしては? と思いました。その上で、クィーアや同性しか愛せないひとたちのそのセクシュアリティを解き放つ日になればと考えました。

 神話や物語の文脈ならば両性具有者をたたえる日になればいいではありませんか。そう、少女マンガで言うところの「BL」です。腐女子の間では、その文脈は「愛」の常識らしいのです。これは、かって「少年愛」とか、「稚児趣味」とか言われたもののようです。性(セクシュアリティ)もそのボーダーが曖昧になってきているのかもしれません。

 ボク自身も幾人も巡り会いましたが、タイにはうつくしきレディ・ボーイと呼ばれる男の子がいます。そこでは、レディ・ボーイのワールドコンテストが開催され、美が競われています。インドでは、ヒジュラと呼ばれるハリジャンよりも差別される半陰陽の人たちがいます。ヒジュラの存在はアニムスとアニマのように人間と言う存在が、片方の性にとらわれていることの哀しみのようなものさえ感じさせます。実は、ひとりひとりの中に両性の要素はあるのではないかと……。

 世界が渾沌に満ちているのに、性(セクシュアリティ)だけが、男女の二分法でわかたれること自体がおかしいのかもしれません。ジェンダーで「らしさ」で獲得した性を単純に自分の性(セクシュアリティ)だとわたしたちは考えているだけなのかも知れません。

 混乱に満ちて、この日美しき(?)マリーさん(のんべさんのキャラクターです)をゲストに迎えて開催します。どうなるのか、ボクにも分かりません(笑)。

●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.100/Step81
テーマ:「アンドロギュヌス(両性具有者)の涙」
2008年4月4日(金)開場18:30/開始19:30
参加費:1,500円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN
(出演)フーゲツのJUN(ポエッツ)、bambi(トーク)、ココナツ、マツイサトコ(以上うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
(ゲスト)マリーさん(のんべ)
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 11番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂 http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/

 一般オープンマイクへエントリーなさる方には、このテーマ設定でのしばりはありません。御自分の表現・テーマで挑戦して下さい。
 ※ポエトリー、うた、バンド問わずフリー・エントリーが可能です!
 事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP 100 BBS)にエントリー表明を書き込んで下さい!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs

(写真)「渡辺克巳写真展1965-2005」(ワタリウム美術館4月20日まで開催中)より。「ゲイボーイ1969年」。



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2 コメント

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ふがふが (ko)
2008-03-30 07:19:16
ふがふが
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ちごちご…… (フーゲツのJUN)
2008-04-02 00:43:43
ちごちご……
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