京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

古代本泥染大島

2006年01月24日 | 合わせ 織り
以前友人が着ていた古代泥染めが地味ながら品がよくって飽きがこないのがいいな~と思ってみていた。
たまたま私の手に合う、それでもいままで買った中では一番高価ではあったが、いいものを見つけたので,思い切って買ってしまった。
いいものは風合いが違う。普通の大島だと光沢が寒々しく感じられるように思って、ちょっと真冬には避けようと思うのだが,この古代泥染めはむしろ今の季節に温かさを醸し出す様に思う。どうしてなのだろうか?


着て行った先は毎日放送の今年の初会議。威儀を正して袋帯のおしゃれな綴れを絞めてみた。いつもはタレものにしめるのだが、この大島にも上手くあった。帯揚げは宝づくしの刺繍入りの白。帯絞めも白。

会議のあと,著書などでお互いにご縁があり仲の良い関東の友人と13年ぶりにあってホテルのラウンジで長い長いおしゃべりタイム。彼女も着物に関心を持ちはじめているとか!絶対に似合うこと間違いなし。ファッションセンスのいいひとなのだが、着物は絶対に、特に熟年は、「白襟白足袋」をドレスコードにするようにアドバイスしたり、またまた着物伝道師をしてしまった

Q&Aコーナー
パリのあかねさんのご質問 「お襦袢は藤色なのでしょうか?」
よく気付いてくださいました。そう麻の葉のこういうものです。胴体は二重ガーゼの既製品の半襦袢にマイサイズの絹物の袖をつけた「うそつき」というものです。こう言葉はオンナしかも,京女の感じがよく表れた言葉だと思われませんか@言い得て妙!

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