目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

木無山(三ツ峠山)

2014-04-19 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

000img_7354 標高 1732m 山梨県

2014年4月13日(日) うすぐもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:17浅間神社駐車場8:25--9:49白滝林道9:55--鉄塔--10:39西川新倉林道・白滝林道分岐10:50--11:40木無山山頂(昼食)12:20--12:50西川新倉林道・白滝林道分岐--13:05鉄塔--13:45浅間神社--13:54浅間神社駐車場

5:40家を出発した。中央道を走っていくと、事故渋滞が起き始めていた。予定通り出発していたら、ちょうど事故現場に居合わせたかもしれない。恐ろしいことだ。気を取り直して談合坂SAに入り朝食をとった。河口湖ICで高速を下り、御坂みちに入ってトンネルを抜けていくと、カーナビに設定しておいた目的地である浅間神社が背後になっていた。慌ててUターン。ローソンで買出しをし、右に大きく曲がる。少し車を走らせると、神社が出てきた。

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左:浅間神社駐車場。奥に富士山 右:浅間神社参道

8:25身支度を整え、駐車場を後にした。浅間神社は貞観年間の創立で歴史は古い。立派な社殿と巨木の7本杉は見ものだ。神社に隣接した消防団のトイレに寄り、お参りをしてから、裏手へと向かう。

神社を抜けて目の前の道を上っていく。半壊している大きな民家の横手から登山道に入る。母屋の屋根には野生のニホンザルが一匹いた。移動していく後姿を目で追うと、その先には群れがいた(冒頭の写真)。

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左:母ノ白滝と山の神 右:白滝展望台だったところ

沢沿いに歩いていくと、すぐに母ノ白滝が現れる。なかなかの存在感だ。滝の左手に鉄の階段がつけられていて、さらに沢を遡っていける。しばらくはピンクテープを目印に登っていくが、沢の向こう側にもテープが付けられていて、本当はどちらが正規ルートなのかといぶかしく思っていた。そのうちヤブに突入。山梨は先月大雪が降っていたから、これだけ登山道に枝が垂れ下がっているのは、そのせいだろうと思った。事実そうなのだろうが、実はもうこの時点で正規ルートからはずれていた。

そのうちテープはついているのだが、アクロバティックな歩きをしないと前に進めないところが続いた。砂防ダムが見えてきてついに道がなくなった。これは明らかにおかしいと、来た道を少し戻ると、うっすらとした踏み跡が上に向かって伸びている。そこを上がると、サビでもう判読できないような白滝展望台と書かれた場所に出た。崩壊した小屋の残骸が散らばっている。山の神があっちにテープがあると指を差す。確かに。またテープを頼りに歩き始めたのだが、橋は落ちているし、荒れ荒れの道。仕方なく左手を強引に進み、最後は林道によじ登った。

林道は白滝林道だった。すぐに先ほどの落ちた橋を渡れば着いたであろう分岐と指導標が出てきた。とりあえずここで休憩にしようと、道端に腰を下ろした。それにしてもひどい道だというと、山の神はなんか疲れちったとブウ垂れ始めた。洟も垂れていた。花粉が相当量飛んでいるようだ。私も徐々に症状が出てきた。

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左:西川新倉林道。白滝林道から上ってくる山の神 右:登山道にはところどころ雪

再び歩き始めると、地図で目印にしていた鉄塔が出てきた。あれ、ここに上がってくる道が正規ルートだ。あのヤブこぎは無駄だったのだとわかりがっくり。どこで間違ったのだろう。

白滝林道を上って行くと、やがて西川新倉林道に突き当たった。ここの上部で2度目の休憩。あとは山頂までいっき登りだ。

北側斜面には、だいぶ雪が残っていて、場所によってはべったりと登山道を埋め尽くしていた。歩きにくいが、アイゼンが必要なほどではない。

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木無山山頂からのうっすら富士

急な登りの連続にくたびれてきた頃、11:40木無山の山頂に到着した。山の神と枯れ草に覆われた斜面に出てお弁当を広げた。そのうち富士山の山頂付近がうっすらと姿を現した。

左手を見やると、府戸尾根を下っていく単独の人が見えた。今日初めて見る登山者だ。おにぎりを食べていると、今度はその尾根を登ってくる2人。そしてわれわれが来たコースを登ってくる人の声。そして犬の吠え声。四季楽園や開運山のほうは恐らく多くの人でにぎわっているのだろうが、こちらは人も少なく静かだった。

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道を間違った分岐。右が正しいルート

12:20山頂を後にする。ピストンだから同じコースをたどる。鉄塔のところから正規ルートに入る。沢の上部につけられたよく整備された道だった。往路で間違ったポイントに出た。間違ったほうの道には、真新しいピンクテープがつけられていた。なぜ? 林業関係者がつけた作業道の目印なのだろうか? 正規ルートのほうには古い赤テープ。これだと、やはり違うほうに行ってしまうだろう。階段をつけたり、手すりや鎖を設置する余裕があるなら、指導標を立てればいいのになと思ってしまった。

母ノ白滝まで来ると、水垢離をまさに終えたばかりと思われる白装束の人、白いふんどしの人たちが体を拭いたり、着替えたりしていた。そして多くの行楽客がいた。神聖な滝にして、有名な観光スポットなのだろうか。

13:45浅間神社に戻ると、ここにも行楽客。外国の方も含め参拝者が途切れなくやってきていた。

コメント
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