39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

コレッリのヴァイオリンソナタ

2013-09-28 22:49:39 | コレッリ

こんばんは
涼しくなりましたね。
今日は一日中曇り空でした。
月曜日頃からまた少し蒸してくるそうです。
最近は忙しいせいか、夕方にはグッタリするほど疲れています。
こんなときはまた「早く引退したい」と思うんですが、食事をして風呂に入ってよく考えてみると、まあ頑張ろうと思います。
「自分が産まれてなかったら」と考えたことありますか?
当然、今の自分がいないので今こんなことを考えている自分もいないし、宇宙があって太陽があって地球があって小さな島国で生きている自分と言うものを認識することも出来ないので、産まれてないと言うことは宇宙そのものが無い状態ですよね。
じゃあ産まれて60年間生きて来てこれから毎年1年ずつ冥土に近づいて行く自分を考えたとき、自分の「死」つまり自分が消えてなくなると言うことは、自分が生きていると言うことが実感できるからこそ残念なんですよね。
結局、生きることは「快楽」か「苦痛」かと問うたとき、死ぬことが残念と思うと言うことは生きていることが少なからず「快楽」なんだと思います。
そりゃあ、つらいこともたくさんあるし毎日疲れた疲れたと言って仕事をしている自分は「苦痛」を感じているのでしょうけど、産まれてなかった自分と60年間生きて来た自分を比較すると、ずっとずっと幸せなんじゃないかと思う訳です。
あと生きて精々20年、10年かもしれない、でもその間「苦痛」と引き換えの「快楽」を楽しもうじゃないですか。
ということで、もうしばらく仕事を続けようと風呂につかりながら考えた訳です。
分からない話になりましたが、自分なりに納得したと言うことです。
・・・
今日はコレッリのCDから
ヴァイオリンソナタです。

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CD7[63:34]
・ヴァイオリン・ソナタ op.5-1~6
 レミー・ボーデ, violin
 ヤープ・テル・リンデン, cello, G. Grancino 1703
 マイク・フェントロス, theorbo
 ピーター=ヤン・ベルダー, harpsichord
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300年も前に作られた曲が今もこうやって演奏され聞くことが出来ると言うのは素晴らしいですよね。
有史以来のべ何百億人と言う人が産まれて死んでその中のホンの一握りの人が自分を後世に伝えることが出来るんですよね。
人間の欲求は最終的には「自己実現」と言われます。
自分の存在がどのように残って行くのか、まあ普通の人は戸籍と墓石にその痕跡が残るぐらいでしょうが、すこしでも自分がここにいるここにいたと言うことが残せれば幸せですね。
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緑陰にしゃがむ旅路は楽しけれ己に向かう旅は苦しき 39ギター

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う~ん、イマイチだなあ
もう少しハッとする様な句にならないかなあ・・・
「けれ」の使い方はコレでいいのかなあ?
・・・
明日はまたアーチェリーで遊んできます。


コレッリ/トリオ・ソナタ( 教会ソナタ) op.1

2013-09-15 22:17:58 | コレッリ

こんばんは
今日も一日アーチェリーランドにいた。
息子のやる気に便乗してこちらもやる気を出している。
今日は10mから5m刻みでサイトを確認した。
ポンド数が落ちているので以前の目印はいっさい使い物にならなくなっている。
70mまで確認するのに午前いっぱい消費したが、これだけで本数たくさん射っているので十分練習にもなっている。
午後からは本格的に50mの練習をした。
距離的には30mで練習するのが楽ではあるが、30mではちょっとした誤差が的の上に出にくく何となくまとまってしまうので練習にはならない。
練習は出来るだけ長距離で射った方がちょっとしたミスや誤差が的の上に出やすいので、練習になる。
アーチェリーは毎回同じ動作をすれば同じところに当たるはずなのであるがそうはいかない。
毎回同じ動作の出来る人はいないからだ、ちょっとした体の動きの違いが的の上に大きく出るのがアーチェリーの面白いところでもある。
・・・
さていつもの通りギターを少し弾いて、またCDで音楽鑑賞の時間、今日もコレッリ全集から1枚目

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CD1[68:45]
・トリオ・ソナタ( 教会ソナタ) op.1
 レミー・ボーデ, violin, G. Grancino 1695
 山縣さゆり, violin, J. Stainer 1669
 アルベルト・ブリュッヘン, cello, Italian, circa 1700
 マイク・フェントロス, theorbo, A. Holst 1981, after Tieffenbrucker
 ピーター=ヤン・ベルダー, organ, Henk Klop, Garderen 2004
昨日の記事にも書いた通り、コレッリは48曲のトリオソナタとバイオリンと通奏低音のためのソナタ12曲ならびに12の合奏協奏曲が名高く、この10枚組CDもそれらを網羅したものとなっています。
1枚目は作品-1の教会ソナタ1~12番です。
編成はヴァイオリン×2、チェロ、テオルボ、オルガンですね。
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ところで昨日聴いた合奏協奏曲の8番はクリスマス・コンチェルトと副題がついていましたが、始めてと思っていたのですが何となく聞いたことがある様な、変だなと思いつつレコードを調べてみるとやはりありました。
イ・ムジチのレコードで「クリスマス協奏曲集」、これです。

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コレッリの他にマンフレディーニ、トレルリ、ロカテルリの名前があり、同時代の作曲家ですが知らない名前ばかりですね。
当時はクリスマスは宗教的な行事で今の様な派手なお祭りではなかった訳ですね。
昨日の記事では「クリスマスなのに短調の寂しい曲だ」みたいなことを書きましたが、宗教的に関係のない日本人がお祭り騒ぎをしているだけで本当はこういった厳かなものなんですね。


コレッリ合奏協奏曲op.6-8~12番

2013-09-14 22:37:58 | コレッリ

こんばんは
今日は蒸し暑かった。
朝の9時過ぎから息子とアーチェリーランドへ、今回は愛犬ジローもお供している。
今日は高校生の試合らしきものがあって、いつもの射場はつかえないとのことで仕方なしに一段上にある射場へ行った。
そこは70mと90m専用の射場ですでに先着の数名が射っていた。
前のオリンピックの選手も一緒だ、全く格が違うが同じところで射っているというのは気持ちがいい。
しかし、70mはこの9月から再開した身にとっては難しい。
サイトと言って的を狙うときの目印が70mのときはどの辺りになるのかまだ調整が出来てない。
仕方がないので少しみんなに迷惑をかけながら50・60・70mと少しずつ下がりながらサイトを調節した。
70mになったからと言って力を余計に必要とする訳ではないが、弓を少し上向きに構えて重みに耐えながらさらに小さくなった的を狙うのは体力を余計に消耗する。
まあ、そんな感じで昼過ぎまで射ったが、今日は蒸し暑い、早めに帰ろうよと息子に言ってみると息子もそうだな今日は早めに帰るか・・・
愛犬ジローも疲れた様子なので帰ることにした。
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アーチェリーランドに咲いていた花

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この花、可愛いですね

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家に帰って一休みしてから、愛犬ジローをシャワーにかけた。
アーチェリーランドに連れて行ったあとはいつもシャワーで洗うことにしている。
まあ、汚れているのとダニなどがついているといけないのでそれを洗い流すためでもある。
夜はいつも通りギターを弾いていると東京の長男からSkypeのコールだ。
早速つなぐと可愛い孫の姿、しばらくインターネット越しで遊んでもらった。
・・・
さて、本日の音楽はコレッリ全集から10枚目
合奏協奏曲の8~12番だ

Dsc01571

CD10[70:31]
・合奏協奏曲 op.6-8~12
・シンフォニア WoO.1(to the oratorio Santa Beatrice d’Este)
・4声のソナタ WoO.2
 レミー・ボーデ & 山縣さゆり, violin
 リヒテ・ファン・デルメール, cello, J. Boquay 1719
 ハンク・ヘインク, archlute, M. de Witte 2004, after W. Venere
 ムジカ・アンフィオン
 Directed from the harpsichord by ピーター=ヤン・ベルダー
1曲目の第8番は副題が「クリスマスコンチェルト」となっているが、どう言う訳だかト短調の少し暗い雰囲気から入ってくる。
しかも第1楽章ヴィヴァーチェは16秒と言う短さだ。
コレッリはバッハやヘンデルとは32年年長ということで、ヘンデルに似ていると言う感じを受けていたのは逆でヘンデルがコレッリの影響を受けているのかもしれない・・・そんな感じがする。
コレッリの作品は唯一のトランペット協奏曲以外は全て弦楽と通奏低音のためのものである。48曲のトリオソナタとバイオリンと通奏低音のためのソナタ12曲ならびに12の合奏協奏曲が名高く、出版された作品1から作品6までのすべてが器楽曲である。(Wikipedia)
バッハ・ヘンデルの裏に隠れた作曲家達、いい曲がたくさんありますね。


コレッリの合奏協奏曲とダウランドのリュート作品

2013-09-13 22:18:08 | コレッリ

こんばんは
今日もまた真夏の暑さでしたね。
室温は31℃まで上がりましたがなんとか我慢して乗り切りました。
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さて、CDがドッサリ届いて仕事終わりを待ち切れずに今日は3時過ぎからBGM変わりに1枚聴きました。
コレッリの10枚組アルバム

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その中から9枚目
・合奏協奏曲 op.6-1~7
 レミー・ボーデ & 山縣さゆり, violins
 アルベルト・ブリュッヘン, cello
 ムジカ・アンフィオン
 Directed from the harpsichord by ピーター=ヤン・ベルダー

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バッハでもないヘンデルでもないテレマンでもない、「コレッリってこんな感じなんだ」まあ当たり前ですけどね。
イタリア/バロックの代表的作曲家と言うところです。
コレッリについてはまだほとんど知りません。わずかにレコードで1曲「オーボエ協奏曲」を聴いたことがあるくらいです。
現代的なメリハリの利いた音質で録音もしっかりしていて、ボクの耳でもハープシコードがバランス良く聴こえます。
コンプリート・エディションとなっていますが当然これが全てと言うことではなく、この10枚をしっかりと聞き込めばとりあえず「コレッリは知っているよ」ぐらいにはなれるでしょう。
・・・
夜は少しギターを弾いてからリュートを聴くことにしました。
ナイジェル・ノースのリュートでダウランドの曲集です。

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1枚目
・ストラング卿の行進曲
・ホワイト夫人に事あり
・ホワイト夫人に事なし
・ファンタジー ト長調「トレモロ」(P.73)
・ニコルズ夫人のアルマンド
・7つのファンタジー~ファンタジー 第1番
・前奏曲
・7つのファンタジー~ファンタジー 第5番
・夢
・7つのファンタジー~ファンタジー第7番
・ウィンター夫人の跳躍
・クリフトン夫人の風情
・ヴォークス夫人のガイヤルド
・ヴォークス夫人のジグ
・タールトンの復活
・7つのファンタジー~ファンタジー 第6番
・7つのファンタジー~ファンタジー 第2番 はかない望み
・靴屋の女房(なぐさみ)(トイ)
・ハンズトン令夫人のパフ
・オルランドは眠る
・ダウランド氏の真夜中
・7つのファンタジー~(抜粋)(第4番 イン・ノミネによる別れのファンタジー/第3番 別れのファンタジー)

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ルネッサンス期の小振りのリュート
少し曇った寂しい音でダウランドの小品、秋の夜聴くには丁度いい。
・・・
ついでに、今日撮ったキノコ

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