いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

高照観音堂までの道普請

2023-08-06 16:16:25 | Weblog
                               分類:地

                  磐城三十三所観音霊場 第17番札所
                  高照観音 いわき市鹿島町走熊高寺山

  猛暑の中、地区民が道の補修工事に参加
 お盆を控えて毎年第1日曜日は高照山(たかでらさん)上り口から本堂までの道普請(道路補修)が行われるが、それが今日(6日)だった。
           《参加者14名が草刈りと歩道の補修を行った

 午前8時に上り口に集合し、普通に歩いても約20分、下り15分は掛かるという所を各自が鎌・鍬(くわ)・熊手・草刈り機を持っての作業なのでひと汗かきました。

 この観音堂は磐城三十三観音中、人道から最も道程があることで知られています。

            《観音堂を開扉して本堂の中も清掃した

 高寺山は鹿島町では一番高い山で海抜126mありますが、この観音堂から頂上までは僅か10m前後しかないので、その点から見てもほぼ頂上にあると言っても過言ではありません。
 因みに頂上には三角点(三角測量の基準点)があって見晴らしも良く勿来・小名浜の海岸や、平市街、北は広野の火力発電所の煙突までが見えます。 
     
          《直(じか)には滅多に見られない尊像が拝めた

 現在の尊像(写真)は昭和4年に、俗にいう「走熊の大火(2月)」があった年、7月の縁日に間に合うよう堂宇と共に作られたもので、像高約30cmでからがね製の十一面観音です。

高照観音堂は過去に永禄年間と元文年間に焼失し、大正元年にも火難に遭っています。大正時代は等身大の木造十一面観音像でした。


 
 
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