いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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鹿島に市役所誘致は4票

2009-06-18 07:15:46 | Weblog
                  《市役所本庁が実現していたら場所は?》

 昭和41年(1966)10月1日。
 14市町村(5市、4町、5村)が合併して、平成15年(2003)4月までは市の面積としては日本一を誇る「いわき市」が誕生した訳ですが、そこに至るまでは並大抵のことではなかったようです。

 市庁舎の位置の決定や旧市町村相互の連携などについては、多くの課題が山積していたのです。
 特に決定が難しいとされた新庁舎の位置に関しては、合併前の新産特別委員会で「決定は合併後」と先送りされたまま、その建設は、めどさえたっていませんでした。
 合併後、暫らくの間は県立平商業高等学校の旧校舎が当てられていたものの、建物は昭和10年代初めに建設されたもので、老朽化が著しく進んでいたので改築は急務とされていました。

 「高山レポート」なるものが提出されて、この報告書が公になった翌年の昭和44年(1969)市議会に於いて、候補地に ①仮庁舎付近 ②福島高専付近 ③鹿島小学校付近の3案に絞り込まれました。

 庁舎建設調査特別委員会は第11回の会議で、投票による採決を取り、仮庁舎付近16票、 鹿島小学校4票、 福島高専付近0票 という結果が出ました。
 次いで行われた公聴会においても、仮庁舎付近が支持されて確定したという経緯があります。

 鹿島地区が、本庁舎の候補地に選ばれていたことは画期的な出来事で、矢張り鹿島は当時から注目されていたという証明にもつながります。
 もし、鹿島に市役所がきていたら・・・今でも思うと夢が膨らみます。
 

     本日の催し  6月18日(木)
          暮らしの木曜講座 4回目  13:00~15:00
         ◆古文書に残された村とその庶民の暮らしを読み解きます。  講師・小野佳秀さん(伝承郷館長)
            於・いわき市暮らしの伝承郷(休憩コーナー) 参加費無料(観覧料は別途)

         ◆第6回日本画サークル彩の会展 午後~
            於・いわき市暮らしの伝承郷 企画展示室

         ◆体験学習 樹皮の花かご  10:00~15:00
           指導者 遠藤紀明さん 蛭田光顕さん(勿来町)
            於・いわき市暮らしの伝承郷 旧猪狩家  事前申込み制
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