分類:地
あるリサーチが実施した全国1077人(13歳以上の男女)から得た回答のデータによると、ランキング上位は観光リゾート地として人気の高い地域と、大都市圏の二つに大きく分かれました。 そのアンケートの問いは 「あなたが老後に住むとすれば、どこがいいですか。47都道府県の中から最大で3つまで選んでください」 というものでした。上位5位までを挙げると次の通りになります。 1位 沖縄県 20% 2位 東京都 20% 3位 神奈川県 15% 4位 北海道 15% 5位 千葉県 9% 以下、大阪府(8%)・兵庫県(8%)・埼玉県(8%)・静岡県(7%)・京都府(7%)と続いて、20位の愛媛県(2%)まで 「福島県」 の名は全く出てくる気配はありません。 せめて、住みたいと思ってくれる 「ベスト20」 内には欲しかったです。 東北では宮城県がただ1県、14位(4%)に入っているだけでした。 《一生懸命に働いてきたんだもの、せめて老後は好きなように生きようよ》
定年退職後は、のんびりとした田舎暮らしに憧れる人が多い一方で、いざ決断する段階になると、今は元気でもやがて身心が衰えてくる老後への不安から付近に医療や諸施設などが充実しているリゾート地や大都市を選ぶようになってしまうことがデータに良く表れています。 人里離れた土地で余生を送りたいというのは、矢張り理想に過ぎないということを如実に物語っています。
少子化社会を迎えて、全行的に人口が自然減少していく中で、僻地は敬遠されて益々、過疎化していくのかと思うと政治家が唱える 「地域活性化」 などというものは単なる絵空言でしかありません。 因みに東北の表玄関ともいわれ、気温や食物にも恵まれ、しかも浜通りに面して好条件の 「いわき市」 の人口を調べてみますと、平成21年(2009)8月1日の人口は345,305人でしたが、平成30年(2018)7月1日現在では343,383人なので、過去9年間で実質1,922人の減少となっています。
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