《熊野神社 旧・村社》
分類:神仏
鎮座地 いわき市鹿島町下蔵持字戸ノ内87-2
祭神 五十猛命(いそたけるのみこと) 速玉男命(はやたまおのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと) 泉津事解男命(よもつことさかのおのみこと)
熊野神社は、江名⇔湯本(県道48号線)の中間あたりで、下蔵持(しもくらもち)地区の道路沿いにあります。土地の志賀家所蔵の旧記によると、志賀久左エ門の氏神にして弘仁2年(811)より享和3年(1803)正月まで同人宅地内に在ったものを、同年より村の鎮守と為し村社と号したという記載があります。
また、延暦23年(804)正月、坂上田村麻呂将軍が蝦夷征討に際し勧請したとも伝わっています。 爾来、産土(うぶすな)さまとして崇敬してきましたが、境内の戸ノ内87-1は海抜100mの当地区では最高地のため、神事や参道などの面から種々支障を来し昭和32年5月、近隣地の戸ノ内102番地に譽田別命(ほんだわけのみこと)=品陀和気命を祀る旧小社三島八幡神社の聖域を拡張整備し、社殿を新たにして熊野の正床を奉遷すると共に八幡さまも合祀して産土神としました。
昭和48年、国土法による地積調査の時点にて三島八幡神社の敷地「戸ノ内102番地」を不存地とする便法をとって、これを「戸ノ内87-2番地」と改め、熊野神社の敷地としました。
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