いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

暑い夏がくる予感

2016-07-16 07:57:58 | Weblog
                                           分類 : PV
  セミの抜け殻
 早朝、庭の松の木にセミの抜け殻があるのを見つけて、夏が目の前にあるのを感じた。〈写真〉
 まだ1匹だけの孵化だったが、これから毎日のように複数の抜け殻を残して巣立っていく。蝉の種類は抜け殻でも判断できるが、アブラゼミとミンミンゼミはちょっと見ただけでは区別がつきにくい。
 しかし、例年この松の木に集中して抜け殻が残るというのはアブラゼミだと推測がつく。
 ミンミンゼミは固まって孵化するというのは少ないと聞いているからだ。


               《短い生命に夢を託して飛び立って行ったセミの抜け殻》

 うっとうしい梅雨が明けないまま、九州や四国方面では豪雨の影響により各地で大きな被害を受けている。東北地方でも梅雨前線や日本海から近付く低気圧の影響でぐずついた天候が続いている。
 セミの抜け殻は夏の到来を予感させたが、はてさて、どんなものか?
 ジリジリジリジリ……と鳴くアブラゼミのように、早く梅雨空から抜け出してジリジリと焼きつくような夏がやってくるのが待ち遠しい。

・余談だが、セミの一生は七日だとされているが、角田光代の小説 「八日目の蝉」 は中々読ませる。
 「母性」をテーマにした作品で、希和子は子供を身ごもるが相手が結婚していたために出産を断念するしかなかった。同じ頃に生まれた不倫相手の子供を誘拐して3年半の逃亡劇が始まる。
 ヒューマン・サスペンス調だが、その中には出生・愛情・家族などの日常的な要素が緻密に描かれている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする