毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のこる4日は、ディエゴ・ファゾリスとイ・バロッキスティによる、4曲の管弦楽組曲(序曲)を楽しみます。ファゾリスたちの録音(2001年)は、その当時のイタリアの音楽家らしい、アグレッシブな情熱にみちたもので、CDには、第3番、第2番、第1番、第4番という順で収録されています。今日からその順できいていくので、まず楽しむのは有名なエールをふくむ第3番(BWV1068)です。ファゾリスたちの演奏では、エールに豊かな装飾が施されていて、テンポは完全反復ながら3分36秒(解説書表記)と速め。じつは、さまざまな録音でのエールのテンポについて、何年もまえから記事にしようと思っていたのですが、いまだできていません。今年はなんとか実現できるようにしたいものです。

CD : 47649-8(ARTS)

47649-8

コメント ( 0 )




2019年元旦にきくのは、新年のためのカンタータ「イエスよ、いま讃美を受けたまえ」です。このBWV40は1725年1月1日に初演。ヨハネス・ヘルマンの同名コラール(3節からなるコラール。1節が14行と長い)による、いわゆるコラール・カンタータで、全6曲は第1曲の壮大なコラール合唱曲(コラール第1節)に導かれ、その第1曲と同じフレーズのトランペットに彩られた第6曲のコラール(コラール第3節)でとじられます。こういうカンタータは、やはりジョン・エリオット・ガーディナー。イングリッシュ・バロック・ソロイスツとモンテヴェルディ合唱団が、イエスへの賛美を高らかに歌い上げています。

CD : SDG 150(SDG)

SDG 150

コメント ( 0 )



   次ページ »