毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




1981年生まれのハンガリーのギター奏者、アンドラーシュ・チャーキによる「LUTE SUITES FOR GUITAR」(HUNGAROTON HCD 32772)。2016年録音のアルバムは、表題どおりバッハのリュート組曲が収録されたもので、一昨日から収録順に楽しんでいます。今日これからきくのはハ短調のリュート組曲。チャーキは編曲にさいしてイ短調に移調しています。

HCD 32772

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今日これからきくのは、昨日からききはじめたアンドラーシュ・チャーキのギターで、ホ短調のリュート組曲です。2016年に録音された「LUTE SUITES FOR GUITAR」というアルバム(HUNGAROTON HCD 32772)に収録されており、ここでは同組曲を移調なして弾いています。音のつぶだちも美しく、中々楽しめる演奏ですが、渋味はあまりありません。

HCD 32772

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今日からきいていくのは、アンドラーシュ・チャーキの「LUTE SUITES FOR GUITAR」というアルバム(HUNGAROTON HCD 32772)。表題が示しているとおり、チャーキのギターによるリュート組曲集で、原調でいうとト短調(BWV995)、ホ短調(BWV996)、ハ短調(BWV997)、ホ長調(BWV1006a)の4組曲が収録されています。チャーキは1981年生まれのギター奏者。第51回東京国際ギターコンクール(2008年)など、さまざまなコンクールで優勝しています。これからきくのは収録順どおり、ト短調のリュート組曲(演奏ではイ短調に移調)。チャーキは6弦のクラシカル・ギターで演奏しており、移調は「より豊かでより充実した響きと、(ギターでの演奏に)より適した」ものとするためということ。なお、録音は2016年です。

HCD 32772

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三位一体節後第22日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」(ARCHIV PRODUKTION 439 394-2)。このBWV55は1726年11月17日初演された、テノールのためのカンタータ(全5曲)です(いわゆる合唱曲は第5曲のコラールのみ)。リヒターたちの録音は1959年で、独唱者は往年の名テノール、エルンスト・ヘフリガー。アンサンブルのほうも、チェンバロのリヒターをはじめとし、フルートのオーレル・ニコレ、オーボエのエドガー・シャンなど多士済々です。

439 394-2

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これからきくのは、マリオン・フェアブリュッヘンとミッツィ・メイヤーソンによるヘ長調のソナタ。BWV1031という番号からもわかるように、原曲は変ホ長調のオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタで、ヘ長調のソナタはフェアブリュッヘンによるリコーダー編曲です。フェアブリュッヘンは1950年生まれのオランダのリコーダー奏者。メイヤーソンはアメリカのチェンバロ奏者で、公式サイトの国・地域コード(de)が示すように、現在はベルリン芸術大学の教授です。このアルバムは1993年の録音。この曲でのフェアブリュッヘンの楽器は、デンナーにもとづくフレデリック・モーガンのヴォイス・フルート(D管のリコーダー)。メイヤーソンの楽器は、リュッカースにもとづくジョエル・カッツマンのチェンバロです。なおBWV1031は、その真偽については議論があります。

CD : HMU 907119(harmonia mundi)

HMU 907119

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今日これからきくのは、セルダム・セネ(セルダム・シーン)による「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)。セルダム・セネは、昨日まできいていたフルート・アロー!と同じリコーダー・アンサンブルで、2009年、アムステルダム(オランダ)で結成されました。メンバーは、シュテファニー・ブラント、ルース・ダイソン、エーファ・ゲマインハルトエスター・グレンレールマリヤ・マルティネス・アイェルサの5人で、共通の師はポール・レーンホウツ。おそらく、その関係がセルダム・セネ結成につながったと思われます。「ゴルトベルク変奏曲」は2017年の録音で、リコーダー五重奏用の編曲はアイェルサがおこなっています。

ところで、セルダム・セネはYouTubeにチャンネル(Seldom Sene)をもっており、アンサンブルの紹介や、タリス、ビクトリアなどの美しい演奏の動画を視聴することができます。いくつかの動画の中でも抜群におもしろいのが、「Vivaldi on school instruments with Seldom Sene & Matthias Havinga」。音楽はヴィヴァルディの作品3第10番第3楽章で、ソプラノ4本、テナー1本、そしてキーボード(マティアス・ハヴィンガ)での演奏。チープな(みんな吹いたことのあるプラ管の)リコーダーから、躍動する音楽がきこえてきます。これを小学校でやったら、バカウケまちがいなしでしょうね。

CD : 95591(BRILLIANT CLASSICS)

95591

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先週末から今週にかけてきいてきたのは、フルート・アロー!の「Bach 'n' Jazz」(ATMA Classique ACD2 2745)。バッハとジャズをリコーダー四重奏で楽しませてくれるアルバムで、ここではバッハのみをとりあげてきいています。これからきくのは、「17(18)のコラール」にまとめられた「われらの救い主なるイエス・キリストは」(編曲はアレクサ・レイン・ライト)。手鍵盤のみによるコラールということもあり、アルバム収録曲中のバッハの中では、フルート・アロー!には一番ぴったりくる楽曲ではないでしょうか。じっさい、朝の清冽な空気にあう、とても美しい演奏です。

ACD2 2745

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リコーダー四重奏団フルート・アロー!(フリュート・アロッホ!)が2016年に録音した「Bach 'n' Jazz」(ATMA Classique ACD2 2745)。先週末から、このアルバムに収録されたバッハの楽曲のみを順番に楽しんでおり、今日きくのはオルガン用のニ短調の協奏曲(BWV596)です。リコーダー四重奏用の編曲は、昨日のパッサカリアと同じく、アレクサ・レイン・ライト。なお、この協奏曲そのものもバッハの編曲で、原曲はアントーニオ・ヴィヴァルディの作品3第11番です。

ACD2 2745

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これからきくのは、フルート・アロー!(フリュート・アロッホ!)によるパッサカリアとフーガ。原曲はもちろんオルガン用ですが、すぐれた音楽ゆえに、オーケストラ用など、さまざまに編曲されていきています。ここできくのはリコーダー四重奏用で、メンバーの一人であるアレクサ・レイン・ライトの編曲です。音源のアルバムは「Bach 'n' Jazz」(ATMA Classique ACD2 2745)。2016年の録音です。

ACD2 2745

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先週末からききはじめた、フルート・アロー!(フリュート・アロッホ!)による「Bach 'n' Jazz」(ATMA Classique ACD2 2745)。アルバム表題どおり、バッハとジャズのリコーダー四重奏用編曲が収録されており、ここではバッハのみをきいていきます。これからきくのは、オルガン独奏用のための単一楽章の協奏曲(BWV595)で、編曲はヨリス・ファン・グーテム。なお、BWV595がそもそも再編曲して成立した協奏曲で、チェンバロ独奏用の協奏曲(BWV984)、ヨーハン・エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲とさかのぼれます。

ACD2 2745

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三位一体節後第21日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われはわが依り頼みを」です。このBWV188は1728年10月17日(あるいは1729年11月6日)に初演。いわゆる「ピカンダー年巻」(1728年出版)のカンタータです。シンフォニアは伝承が不完全ですが、チェンバロ協奏曲第1番の第3楽章と、カール・フィーリップ・エマーヌエル・バッハによる同協奏曲のチェンバロ2台用稿をもとに再構成されてます。そのシンフォニアのオルガン独奏は鈴木優人です。

CD : BIS-SACD-1891(BIS Records)

BIS-SACD-1891

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週末から来週にかけて楽しむのは、フルート・アロー!(フリュート・アロッホ!)による「Bach 'n' Jazz」(ATMA Classique ACD2 2745)。フルート・アロー!は、モントリオール(カナダ)を拠点とする、1999年に創設されたリコーダー・アンサンブルで、ヴァンサン・ロジェ、マリー・ローレンス・プリモー、アレクサ・レイン・ライト、キャロライン・トレンブレイという若い世代の奏者で構成されています。「Bach 'n' Jazz」は、フルート・アロー!が2016年に録音したアルバムで、表題どおり、バッハとジャズのリコーダー四重奏用の編曲が収録されています。ここでは、バッハの作品のみを収録順にきいていくこととし、今日は有名なニ短調のトッカータとフーガを楽しみます。編曲はメンバーの一人、レイン・ライトです。

ACD2 2745

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アルフレード・ベルナルディーニとアンサンブル・ゼフィーロによる管弦楽組曲集(2015年録音)。第1番、第3番ときいてきて、これから楽しむのは第4番(BWV1069)です。アンサンブル・ゼフィーロのメリハリをきかせたアグレッシブな演奏は、前回きいたコンチェルト・ケルンの演奏とも共通性があります。もっとも、コンチェルト・ケルンのほうがより鋭角的なのに対し、アンサンブル・ゼフィーロのほうは歌があって、流麗な印象をうけます。

CD : A 400(ARCANA)

A 400v

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昨日からきいているアルフレード・ベルナルディーニとアンサンブル・ゼフィーロによる管弦楽組曲集。2015年録音のアルバムには、第2番が収録されていませんので、今日これからきくのは第3番(BWV106)です。第1曲の序曲でのヴァイオリン独奏は、カフェ・ツィマーマンでも奏いているニコラス(ニック)・ロビンソン。また、豪壮に鳴り響くトランペットには、イタリアの名手ガブリエーレ・カッソーネが加わっています。

CD : A 400(ARCANA)

A 400

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アルフレード・ベルナルディーニとアンサンブル・ゼフィーロが、2015年に録音した管弦楽組曲。ふつう管弦楽組曲集のアルバムでは、第1番から第4番までをCD1枚、あるいはCD2枚に収録するのですが、ベルナルディーニたちのCD1枚のアルバムに収録されたのは、第2番をのぞく3曲。そのかわり、カンタータの合唱曲(BWV194の第1曲とBWV119の第1曲)からベルナルディーニが再構成した序曲が収録されています。これもとてもおもしろいのですが、今日からきいていくのは3曲の管弦楽組曲で、まずきくのはその第1番(BWV1066)です。

CD : A 400(ARCANA)

A 400

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