8日日曜日には武藤敬司率いる新団体、Wrestle-1(以下、レッスル1)の旗揚げ戦、
東京ドームシティホール大会に行ってきました。
プロレスを生観戦するようになってから18、9年が経ちますが、
団体の旗揚げ戦を観に行ったのは初めてです。
今回は後輩が誘ってくれて、行く事にしました。
全8試合、所属レスラー以外は皆「X」と発表され(つまり当日行くまでわからない)、
非常に興味を戦前からそそられるマッチメイク。
音楽が鳴って始めて、誰がやってきたのかがわかるという趣向でした。
16時開始ですが、なかなか始まらず、オープニングで神奈月が武藤のモノマネで登場、
そして対戦カード発表に合わせて流れるVTRがとても爽やかな雰囲気を出しており、
既存の団体とは違うぞ、という感じをかなり出していました。
その後に、リングアナが今日の解説者が入場、とアナウンスすると、聴いたことのある音楽が。
それは『GRAND SWORD』。
小橋が来ました。
小橋コールをプロレス会場でまたできる日が来ました。
ただ、小橋はリングには上がらず。マイクもなく。ステージから降りて解説席へ向かいました。
試合以外では自分は、これが一番盛り上がりましたね。
小橋の写真は撮り忘れましたが、小橋からはお祝いの花も届いていました。隣は前田日明でした。
会場は立錐の余地なく満員。写真は開始前。TDCホールでのプロレス観戦はNOAHで2度見て以来か。
ライブでは今年3月のBUCK-TICKで来ました。席は2階席5000円。価格設定も良かったですね。
試合を簡単に振り返りますが、多くが武藤全日本から離れてきた人たちや、
フリーの大物、自分が普段見ない団体の大物だったりしたので、却って新鮮でした。
第1試合では稲葉大樹日本デビュー戦。大和ヒロシと組んで東京愚連隊の論外&MAZADAと対戦。
稲葉という選手は身体が立派。素晴らしい。ただ、相手が百戦錬磨のタッグ屋、
さらにパートナーは大和、やりにくかったかもしれませんが、素材の良さは十分わかりました。
ちょっと稲葉を立てない試合内容には違和感。終了後の大和のマイクも含めて。
でも新団体のオープニングマッチ、重責を担った大和&稲葉、立派だったと思います。
第2試合では浜&中之上vs崔領二&佐藤耕平。
浜のコスチュームがすごかった。特にお尻の部分。相撲のマワシをモチーフにしていましたね。
ただ、浜と中之上の動きがやや硬かったか?ZERO1の2人のほうがイキイキしていました。
重厚な攻めを見せたのはむしろZERO1組だったか。最後は粘る中之上を、耕平がパイルドライバーで沈めた。
第3試合は女子プロレス。スターダムから世Ⅳ虎と岩谷麻優がシングル。
スターダムは今日昼も大会やっており、ダブルヘッダー。
岩谷の可愛さと、世Ⅳ虎の強さ。世Ⅳ虎はプロレスが抜群にうまい。それでいてキャラもある。
岩谷は細いが可愛いのでいいと思う。世Ⅳ虎がダイビングセントーンで圧勝。
序盤、前半と場内の雰囲気も良かったですね。期待感でパンパンの開始前、
そして試合が始まると新しい団体の新しいプロレスに見入る。
感覚的には、かなり多くの「プロレス観戦歴が長い人、多くの大会を見ている人」がいたように思います。
そして大会は前半はエンターテインメイント性が薄く、試合内容でしっかり見せるものが多かったと思います。
ファイティング・エンターテイメントと打ち出した割には、と思いましたが、
やはり試合内容がしっかりしていれば、大丈夫だと思います。
その試合内容で魅せた試合が第4~6試合あたり。
第4試合では田中稔が「意外なパートナー」との前フリをしたけど、大体のお客さんの予想通り。
金本浩二とのジュニスタで旗揚げを迎えました。相手にはみちのくのフジタ"jr"ハヤトとドラゴンゲートの望月。
この蹴りを得意とする4人のバチバチした試合に場内盛り上がります。
連携で上回るジュニスタが快勝、金本のアンクル、稔のミノルスペシャルが決まりました。
田中稔の試合ってなかなか見ることがないのですが、動きのキレが素晴らしいですね。
金本はあの入場曲(フジテレビ野球中継で使われてたやつ)じゃなくて少し残念。
第5試合は近藤&カズ・ハヤシに、Xで登場したのが関本&岡林の大日本コンビ!
関本組といえば全日本のアジアタッグ戦線で何度も好勝負を連発してきましたね。
そしてこの試合がこの日のベストバウトだったと思います。
4人の攻防が素晴らしい。肉体と肉体の激突にTDCホールが揺れます。酔います。
1人パワータイプではないカズがいましたがそこはさすがの対応力。何ら引けを取りませんでした。
中盤近藤が猛攻を受けグロッキーになるも終盤粘ります。関本とのラリアットの激突!
大日本コンビはアルゼンチンバックブリーカーの競演!!
最後は関本がジャーマンで近藤を振り切るも、これは見に来てよかった、また見たい、そういう試合でした。
近藤が最後マイクで「ついてこいよ!」と力強くアピール。しびれた。
↓試合前の様子。一昨日UPしたNOAHディファより画質がいいなあ。会場の明るさのせいかな。
休憩後がこの後あり、チアワン(cheer-1)というキレイなお姉さんたちが登場。
第6試合では船木&河野vs…この「X」が一番沸いたかも、柴田&桜庭!!
刺激的なカードです。場内の期待感も最高潮、そしてそれに負けず、凄い内容を見せたのが、
船木、桜庭、柴田。特に船木と柴田は蹴りもいい感じでしたね。
河野は大きいからどうしても期待されてしまう…でも序盤に柴田の張り手が入ってそれが効き、
非常に精彩を欠く内容となりました。いつもああだったのかはわかりませんが…
その河野が最後は桜庭のガッチリ入ったチキンウイングフェースロックでタップ。
でも船木と桜庭、柴田の戦いは今後も見たくなる…。
試合後は耕平と崔ややってきて船木を襲撃。パートナーの河野が助けるかと思いきや、船木にイス。
反旗を翻し、ブーイングの中ヒールになる道を選択した模様です。
セミでは「この団体のエース」と宣言するKAIが登場、相手はもちろん「X」ながら真田聖也。
KAIは全日本時代と同じような感じでしたが(と言えるほど見てないけど)、真田がキャラ転換。
誰もが、「棚橋を目指している」と思ったでしょう。同じような動きを見せました。
そして自分のペースに持ち込もうとする。一直線なKAIはやや翻弄される…
ただ、その真田に対し、少しパフォーマンスが過ぎたか、場内は賛否分かれる形に。
コスチュームは派手でカッコ良かった真田。ただ、その路線は私1人でもも賛否両論持ってしまう。
終盤はさすがの攻防。最後はKAIが振り切りますが、その前3つほどの熱はなかったか。
でもこの団体はおそらくこの2人にかかっているはず。まだ始まったばかり。今後に期待。
メインは武藤&ボブ・サップvsレネ・デュプリ&ゾディアック。
武藤以外は「X」でしたが、こういう顔ぶれとなりました。想像の遥か上でしたね。
元々「レッスル1」は地上波でやったとき、「ボブ・サップのレッスル1」とかの番組名だったはず。
武藤としてはそこを狙ったというか、過去のレッスル1を敢えて清算したかったのかもしれません。
ゾディアックは人気外国人。デュプリ共々プロレスがきっちりできるレスラー。
ただ、サップが如何せん、動きが悪いというかなんと言うか…タイツも腰の部分が切れたのか何か、お尻が少し見える状態。
場内はこれまた微妙な雰囲気ではありましたが、試合は私は楽しめました。
相手が悪いと厳しいですが、ガイジンコンビの動きは良かったし、武藤はシャイニング、さらにムーンサルト。
TDCホールに舞って、レッスル1旗揚げ戦を締めました。
最後は武藤のマイク。この団体を世界一にしていくと宣言。
そのスタートとなる大会は、いろんな見方ができますし、いろいろ言いたいこともありますが、
総じて、楽しい大会でした。
今後どうなっていくかですね。エンターテイメントの部分をどこまで見せていくのか。
武藤の頭脳と手腕に期待したいと思います。
↓最後は所属全員(河野、船木以外か)がリング上に上がり、武藤挨拶。
プロレス界の現状を考えれば、団体が増えることは歓迎すべきことではないと思います。
ましてや揉めた挙句の分裂。
でも、それによって「面白い」団体が増えることは歓迎すべきことです。
既存団体も負けじと頑張らなくてはならないわけで、良い効果がこのレッスル1旗揚げで起こればいいと思います。
以上です。土日と楽しいプロレス観戦でした。
ちなみにTDCホールは元はライブハウスというかステージがあって舞台とかもできる会場。
音響の良さは抜群でした。土曜のディファといい、音響のいい会場はやっぱりいいですね。
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東京ドームシティホール大会に行ってきました。
プロレスを生観戦するようになってから18、9年が経ちますが、
団体の旗揚げ戦を観に行ったのは初めてです。
今回は後輩が誘ってくれて、行く事にしました。
全8試合、所属レスラー以外は皆「X」と発表され(つまり当日行くまでわからない)、
非常に興味を戦前からそそられるマッチメイク。
音楽が鳴って始めて、誰がやってきたのかがわかるという趣向でした。
16時開始ですが、なかなか始まらず、オープニングで神奈月が武藤のモノマネで登場、
そして対戦カード発表に合わせて流れるVTRがとても爽やかな雰囲気を出しており、
既存の団体とは違うぞ、という感じをかなり出していました。
その後に、リングアナが今日の解説者が入場、とアナウンスすると、聴いたことのある音楽が。
それは『GRAND SWORD』。
小橋が来ました。
小橋コールをプロレス会場でまたできる日が来ました。
ただ、小橋はリングには上がらず。マイクもなく。ステージから降りて解説席へ向かいました。
試合以外では自分は、これが一番盛り上がりましたね。
小橋の写真は撮り忘れましたが、小橋からはお祝いの花も届いていました。隣は前田日明でした。
会場は立錐の余地なく満員。写真は開始前。TDCホールでのプロレス観戦はNOAHで2度見て以来か。
ライブでは今年3月のBUCK-TICKで来ました。席は2階席5000円。価格設定も良かったですね。
試合を簡単に振り返りますが、多くが武藤全日本から離れてきた人たちや、
フリーの大物、自分が普段見ない団体の大物だったりしたので、却って新鮮でした。
第1試合では稲葉大樹日本デビュー戦。大和ヒロシと組んで東京愚連隊の論外&MAZADAと対戦。
稲葉という選手は身体が立派。素晴らしい。ただ、相手が百戦錬磨のタッグ屋、
さらにパートナーは大和、やりにくかったかもしれませんが、素材の良さは十分わかりました。
ちょっと稲葉を立てない試合内容には違和感。終了後の大和のマイクも含めて。
でも新団体のオープニングマッチ、重責を担った大和&稲葉、立派だったと思います。
第2試合では浜&中之上vs崔領二&佐藤耕平。
浜のコスチュームがすごかった。特にお尻の部分。相撲のマワシをモチーフにしていましたね。
ただ、浜と中之上の動きがやや硬かったか?ZERO1の2人のほうがイキイキしていました。
重厚な攻めを見せたのはむしろZERO1組だったか。最後は粘る中之上を、耕平がパイルドライバーで沈めた。
第3試合は女子プロレス。スターダムから世Ⅳ虎と岩谷麻優がシングル。
スターダムは今日昼も大会やっており、ダブルヘッダー。
岩谷の可愛さと、世Ⅳ虎の強さ。世Ⅳ虎はプロレスが抜群にうまい。それでいてキャラもある。
岩谷は細いが可愛いのでいいと思う。世Ⅳ虎がダイビングセントーンで圧勝。
序盤、前半と場内の雰囲気も良かったですね。期待感でパンパンの開始前、
そして試合が始まると新しい団体の新しいプロレスに見入る。
感覚的には、かなり多くの「プロレス観戦歴が長い人、多くの大会を見ている人」がいたように思います。
そして大会は前半はエンターテインメイント性が薄く、試合内容でしっかり見せるものが多かったと思います。
ファイティング・エンターテイメントと打ち出した割には、と思いましたが、
やはり試合内容がしっかりしていれば、大丈夫だと思います。
その試合内容で魅せた試合が第4~6試合あたり。
第4試合では田中稔が「意外なパートナー」との前フリをしたけど、大体のお客さんの予想通り。
金本浩二とのジュニスタで旗揚げを迎えました。相手にはみちのくのフジタ"jr"ハヤトとドラゴンゲートの望月。
この蹴りを得意とする4人のバチバチした試合に場内盛り上がります。
連携で上回るジュニスタが快勝、金本のアンクル、稔のミノルスペシャルが決まりました。
田中稔の試合ってなかなか見ることがないのですが、動きのキレが素晴らしいですね。
金本はあの入場曲(フジテレビ野球中継で使われてたやつ)じゃなくて少し残念。
第5試合は近藤&カズ・ハヤシに、Xで登場したのが関本&岡林の大日本コンビ!
関本組といえば全日本のアジアタッグ戦線で何度も好勝負を連発してきましたね。
そしてこの試合がこの日のベストバウトだったと思います。
4人の攻防が素晴らしい。肉体と肉体の激突にTDCホールが揺れます。酔います。
1人パワータイプではないカズがいましたがそこはさすがの対応力。何ら引けを取りませんでした。
中盤近藤が猛攻を受けグロッキーになるも終盤粘ります。関本とのラリアットの激突!
大日本コンビはアルゼンチンバックブリーカーの競演!!
最後は関本がジャーマンで近藤を振り切るも、これは見に来てよかった、また見たい、そういう試合でした。
近藤が最後マイクで「ついてこいよ!」と力強くアピール。しびれた。
↓試合前の様子。一昨日UPしたNOAHディファより画質がいいなあ。会場の明るさのせいかな。
休憩後がこの後あり、チアワン(cheer-1)というキレイなお姉さんたちが登場。
第6試合では船木&河野vs…この「X」が一番沸いたかも、柴田&桜庭!!
刺激的なカードです。場内の期待感も最高潮、そしてそれに負けず、凄い内容を見せたのが、
船木、桜庭、柴田。特に船木と柴田は蹴りもいい感じでしたね。
河野は大きいからどうしても期待されてしまう…でも序盤に柴田の張り手が入ってそれが効き、
非常に精彩を欠く内容となりました。いつもああだったのかはわかりませんが…
その河野が最後は桜庭のガッチリ入ったチキンウイングフェースロックでタップ。
でも船木と桜庭、柴田の戦いは今後も見たくなる…。
試合後は耕平と崔ややってきて船木を襲撃。パートナーの河野が助けるかと思いきや、船木にイス。
反旗を翻し、ブーイングの中ヒールになる道を選択した模様です。
セミでは「この団体のエース」と宣言するKAIが登場、相手はもちろん「X」ながら真田聖也。
KAIは全日本時代と同じような感じでしたが(と言えるほど見てないけど)、真田がキャラ転換。
誰もが、「棚橋を目指している」と思ったでしょう。同じような動きを見せました。
そして自分のペースに持ち込もうとする。一直線なKAIはやや翻弄される…
ただ、その真田に対し、少しパフォーマンスが過ぎたか、場内は賛否分かれる形に。
コスチュームは派手でカッコ良かった真田。ただ、その路線は私1人でもも賛否両論持ってしまう。
終盤はさすがの攻防。最後はKAIが振り切りますが、その前3つほどの熱はなかったか。
でもこの団体はおそらくこの2人にかかっているはず。まだ始まったばかり。今後に期待。
メインは武藤&ボブ・サップvsレネ・デュプリ&ゾディアック。
武藤以外は「X」でしたが、こういう顔ぶれとなりました。想像の遥か上でしたね。
元々「レッスル1」は地上波でやったとき、「ボブ・サップのレッスル1」とかの番組名だったはず。
武藤としてはそこを狙ったというか、過去のレッスル1を敢えて清算したかったのかもしれません。
ゾディアックは人気外国人。デュプリ共々プロレスがきっちりできるレスラー。
ただ、サップが如何せん、動きが悪いというかなんと言うか…タイツも腰の部分が切れたのか何か、お尻が少し見える状態。
場内はこれまた微妙な雰囲気ではありましたが、試合は私は楽しめました。
相手が悪いと厳しいですが、ガイジンコンビの動きは良かったし、武藤はシャイニング、さらにムーンサルト。
TDCホールに舞って、レッスル1旗揚げ戦を締めました。
最後は武藤のマイク。この団体を世界一にしていくと宣言。
そのスタートとなる大会は、いろんな見方ができますし、いろいろ言いたいこともありますが、
総じて、楽しい大会でした。
今後どうなっていくかですね。エンターテイメントの部分をどこまで見せていくのか。
武藤の頭脳と手腕に期待したいと思います。
↓最後は所属全員(河野、船木以外か)がリング上に上がり、武藤挨拶。
プロレス界の現状を考えれば、団体が増えることは歓迎すべきことではないと思います。
ましてや揉めた挙句の分裂。
でも、それによって「面白い」団体が増えることは歓迎すべきことです。
既存団体も負けじと頑張らなくてはならないわけで、良い効果がこのレッスル1旗揚げで起こればいいと思います。
以上です。土日と楽しいプロレス観戦でした。
ちなみにTDCホールは元はライブハウスというかステージがあって舞台とかもできる会場。
音響の良さは抜群でした。土曜のディファといい、音響のいい会場はやっぱりいいですね。
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